2013/12/26

川口市長ご逝去

小生の出身である川口市朝日のご出身で小中学校の大先輩でもあります、
岡村川口市長がご逝去されました。

前市政までの巨額の借金を返すことに尽力をした市長でありました。
ご冥福をお祈り致します。

今思い出しますと、市議時代のはじめての議会質問では時間切れのところになった部分を
あとで対応していただくなど、人情味のある方であり、感謝しております。

また、小生が市議に立候補した理由のひとつでもありました、市内のバス路線を含む
交通体系の見直しを議会質問で始めて答弁して頂いたのも市長でありました。

本当に市政運営お疲れ様でした。
http://www.city.kawaguchi.lg.jp/kbn/01010119/01010119.html


2013/12/10

県南都市問題を考える⑥~新産業拠点を目指す都市形成を!~

市役所新庁舎は現在地で決定へ!
 しかし、一向に進まないSKIPシティB・C街区の活用は?!!

出典:「彩の国ビジュアルプラザ」HPより
 
                        ↑塩漬けになっているB街区そろそろ映像
だけにこだわらず、教育とICTなどのソフトウェア産業等の複合施設なども視野に民間に譲渡し
再考するべきではないか!

 川口市の新市庁舎建設予定地をめぐって、青木(市民会館などを含む)にある「現在地」か
その北に3kmのほどにある「SKIPシティC街区」かで、市議会議員で構成される特別委員会
<現在地支持多数>と大学教授や市議会議員などの知識経験者から一般市民まで幅広い
構成となっていた審議会<SKIPシティC街区>の答申で異なる建設予定地の報告がなされ、
岡村市長は、議会の決定や過去の庁舎建設問題は「特別委員会」で市議会答弁もあること
から11月22日に「現在地」でと発表しました。

 今後の方向性などを示す基本構想や基本計画策定事業費を含む補正予算案が12月
市議会で上程されています。

 ただ、この新庁舎建設地をめぐっては、平成7年2月の庁舎・新市民病院等建設促進
特別委員会において、「上青木地区整備構想に位置付け建設を促進するとの委員長
報告があり、その中でNHK跡地に位置づけがなされております。

  しかしながら、合併論議の進展や電子市役所化によります必要な床面積の変化など、
当時とは庁舎を考えるうえで条件が異なってきましたことなどから、シティホールとして
の新庁舎のあり方、建設候補地、導入すべき機能、施設などについて今後検討して
参りたい」と議会答弁があるなど場所の選定については当時の合併問題や市の厳しい
財政状況下で判断が決めかねる状態であったことがわかります。

 ただ、今回の新庁舎問題で忘れてはならいのは、旧鳩ヶ谷市と合併し、川口市のまさに
中心部(上青木地区)に位置しているのですが、現在まで空き地となっているSKIPシティ
B街区の利活用問題であります。

 SKIPシティは、平成15年にオープンし今年2月でちょうど10周年を迎えましたが、
A街区の整備に県は総工費の448億円をわれわれの血税で負担している事を考慮すると、
決して安いお買い物ではなく、今後しっかりとした整備が必要となります。

 このSKIPシティは、事業主体が、「彩の国ビジュアルプラザ」を整備する埼玉県とNHK
アーカイブスを整備するNHK、提案競技で選定された「チャレンジ21」の構成企業、
本事業の為に設立された、株式会社デジタルSKIPステーションの企画運営ノウハウ、
技術力を活用するなど官民一体で行う第三セクター事業です。そして、なにより映像産業
を中心とした次世代産業の導入と集積を図ることを目的とした施設なのです。

 この事業主体が複数混在する場所は、平成21年の埼玉県議会の議会答弁を参考に
すると、全部で五つの街区で構成されているとのことです。
「このうち県では三つの街区を所有しており、A1、A2と呼んでおります二つの街区
では、県、川口市、NHKなどの施設が先行オープンいたしました。(川口市も一部
保有する)残るB街区(3.3ha)については、既にオープンしている施設の映像制作支援
機能との連携や補完を図りながら、映像産業拠点施設として整備すること」と答弁を
しています。

 しかし、一向に進まない問題としてあげられるのが、事業主体が複数であり特に県は
この用地目的を「埼玉県内中小企業の振興」と「映像関連産業を核とした次世代産業
の導入・集積」の基本方針を強く堅持しているため、現在では苦肉の策として映画の
ロケ地としての貸し出す事業に力を入れることで精一杯の状況で、新たな別分野の
企業誘致は難しい状況です。

 もうひとつ考えられるのが、NHKの関与が積極的ではないのはないかという事です。
 以前小生がNHK予算関連の委員会中継をみていると、会長答弁で、川口市の
SKIPシティ(B街区)は東京から近い立地にあるため、ホテルに泊まらずして撮影が
行えるなど経費の負担軽減にも寄与しているとの発言があるなど、この用地が
NHKにとって撮影用地のほうが助かると言わんばかりの内容でした。

次号に、つづく