2010/05/20

地域振興・環境対策特別委員会 報告

報告の前に。

 ここ最近、地域の小・中学校のPTA総会が行われ

ていますが、本日中学校地区でもある朝日東小学校
のPTA総会と懇親会に出席をさせていただきました。
 
 懇親会の来賓のスピーチで、例年では非常に厳格

な祝辞を述べ、また日ごろ地域の子どもたちの育成を
尽力されている会長から、いつもの厳格なものとは
違うスピーチが述べられました。
 
 朝日東小学校出身の多様な世界で活躍されている
方々を紹介し、その中でも今回参議院議員選挙に

立候補予定者の大野もとひろさんの紹介は素晴らし
かったです。

 今、この混とんとしている社会で卑屈な考え方になり

つつあるが、そう考えるのではなく将来に希望がもてる
話でありました。

 やはり、小・中学校時代の地域の方々というのは、

いつになっても、どのような立場であっても、その地域
で育った(育てた?)ヒトへの思いというのは人一倍強く
なるものだなと感じました。

 さて、掲題の報告でありますが、いずれも行政側から

の報告に対し、質問をするという形で開催されました。

①戸塚環境センター西棟3・4号炉大規模改修

  事業について
②ふれあい収集(ゴミの戸別訪問回収)について
③「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2010」の

 開催について

 ①ごみの焼却施設(炉)の経年劣化により、戸塚

  環境センターの4号炉(20年経過)と3号炉(16年
  経過)をそれぞれ大規模改修を行う3カ年継続
  事業。
 
  ・本市では朝日環境センターの3炉(420t/日)と

   戸塚の2炉(300t/日)でゴミを焼却している。
   
  ・焼却炉の改修(高温化・高カロリー化対策)
   ストカー炉はプラスチック類の焼却は比較的

   不得意? なぜ、新設でなく、大規模改修?
   -炉新設:朝日環境センター(平成14年竣工)
     実績:3.2千万円/t
    炉改修:戸塚環境センター(施設課長答弁)
     積算:2.1千万円/t   
   ←改修であると、技術的問題から随意契約に

    なるとの事。
    この金額を直接的には比較できないが、改修

    金額は高いと見ることはできないか?
 
  ・今回の改修で総額約75億円(大規模改修事業費

   67.9億円、ごみ処理委託費7.8億円)の3カ年
   事業になるが、近年から、焼却炉の改修でもCO2
   を削減する寄与度によって国から交付金が来る
   という本市にとっては、メリット?(裏負担もある
   けれど)があるもの。
 
  ②介護保険制度で要介護度1以上で、65歳以上の

   単身者、障害者手帳を有している単身者、などに
   対して、ゴミの戸別回収を行うというもの。

   ・週一で、一般ごみ、資源ごみを回収で、4月19日

    からこれまで34件の申請。(当初200件を予定)
    6月1日開始

  ③今年は7月23日(金)~8月1日(日)10日間
   
こちらを参照。
   やっぱり賞金は魅力か。。。


そして、夜は南平分署へ消防団としての防災訓練の
実技講義があった。
ちなみに、大震災時に本市では水道管から3日間分
浄水できる水があるとのこと。

2010/05/07

第7回川口市・鳩ヶ谷市任意合併協議会 報告~合併の期日、会長私案~


 久々のブログを更新します。今回の内容について、
是非ブログ内でbuzzをお願いします。 

むかえ、ようやく本題の「合併の期日」について話
あわれました。

 同協議会会長の横道清孝教授が、上図の3案を
示し協議をしました。

 まず、案1の説明からわかることは、「年度内最短
合併」ということです。
今年10月24日に鳩ヶ谷市長・市議会選挙が行われ
ますが、選挙前までには、「法定合併協議会」の設置と
いうものです。 議会の議決から合併までは、少なくとも
6カ月かかり12月県議会の議決により3月合併すると
いうものです。
 
 次に、案2では、鳩ヶ谷市長選挙前までには、
法定合併協議会」(法定協)の設置をして、合併を
争点とした選挙後に、
いうものです。
 また、合併の期日は2011年6月になり、川口市議会
選挙(4月中)後となります。
木下鳩ヶ谷市長は、前回の選挙公約として川口市との
合併を掲げて、大差で当選し、また次期市長選挙にも
立候補決意を述べたことを考えると、本人も述べられる
通り、 法定協の設置を選挙以降としてしまうと選挙の
争点が無くなってしまうことになります。

 最後の案3は、会長が強調しておりましたが、「もし
合併をするならこれ以降の期日は考えられない」と
言われる、2011年10月合併期日案です。
 案2と同様、、「
法定合併協議会」を同市長選挙前に
設置します。ただ、「廃置分合の川口市・鳩ヶ谷市議会
の議決から合併までの期間に余裕持たせる(9か月)案
です。

 この議題については、多くの委員から意見が
述べられていました。
ただ、その発言にはかなりの温度差があると感じられ
ました。

 論点を整理すると、

鳩ヶ谷市側は、これまで2万4千人以上の川口市との
 合併要望の署名と議会の議決(早期合併)があること
 から、早期の合併(つまり案1?)を望む

川口市側は、2つの意見(慎重派と推進派)に集約
 される。
 まず、今回の「合併の期日」についての議題が思って
 いたのと違う。
  合併の期日自体を決める前に、市民に対し
 これまでの任意合併協議会の説明や意見
 集約(自治基本条例第30条を整備し、住民
 投票を行うなど)を丁寧にすることが必要だ。
 
 一方、前回(2004年)に川口、鳩ヶ谷、蕨市とで合併
協議をしていて、新名称をめぐって「武南市」になり
不本意ながら川口市は離脱を表明という過去がある。
しかし、名称以外のところでは大筋合併において
詰めてきたのだから、もちろん地域の対話集会
をやりながらもこの協議会の場で早期に「法定
協議会」は立ち上げるべきだ。

 ちなみに、岡村川口市長は、合併の期日についての
明言は避けましたが、6月、7月には合併について
住民説明会やアンケート調査を行い、9月議会
は法定協の設置に向けての議決できるように
したい」と発言をされました。

 ここで考えたい事は、「市民への十分な情報提供が
必要」や「意見の集約が必要」という声がよく聞かれ
るという事です。これまで両市では市の広報誌や合併
協議会だより、またウェブサイト等を通じて多くの市民
に対して合併情報を発信してきました。さらに、昨年
1月には鳩ヶ谷市から川口市長・同市議会へ合併協議
申し入れがあり、時間的には十分議論、市民へ意見
集約をする時間はあったと感じています。
 
 なので、限りある時間内で最大の効果をあげられる
議論をしてもらいたいと考えます。
それを、合併協議会という場(法定協で合併の是非を
決定します)での議論ではなく、「市民の意見を吸い
上げることが重要」という論点でテーブルにつかない
議論をしても税金の無駄に費やしている協議会に
なってしまうのではと危惧しています。
 
 私自身は、地元の地域の皆様と合併について話す
機会が多くなってきています。そこで問題になるのは、
地域の問題(たとえば、学校の通学区域など)と市
全体として捉える問題(たとえば、都市基盤整備)の
板挟みになることです。
 
 ただ、わが会派を代表で出席している大先輩議員
から言われ反省していることは、議員として地域の
問題に対し説明するだけではなく市全体の事として
捉えて(マクロの視点)地域の方々に説明をする努力を
すべきだいうことです。