2009/11/11

(仮称)「レジ袋の大幅な削減に向けた取組の推進条例」について


 
 久々のブログを更新します。これまで、多くの方から
メールでご意見を頂いてきた本市のレジ袋についての
条例化問題おいて新たな展開がありました
ご報告をします。

 昨年7月30に5市民団体・12事業者19店舗でレジ袋の
大幅削減の協定を締結、そして同年11月から同店舗
ではレジ袋配布の有料化を実施してきました。
 しかし、今月9日からヨークマートの市内3店舗では、
レジ袋の有料化を止め、レジ袋辞退者に対し精算金額
から2円をキャッシュバック制度にするなど順次全店で
拡大することに変更をしました。現在有料化をしている
のは5事業者8店舗までに激減する状況を受けて、
本市環境部では、当初はレジ袋配布の有料化に向けて
の条例化にする方向でしたが、以下の条例案へ変更
せざるを得なくなりました。

 そもそも、これまでの取り組みでは市内に多くある
コンビニエンスストアやファーマシーなどは協定に締結
していないなど、市内の非締結店舗でのレジ袋辞退率
は10~15%で推移している実態からすると、この有料化
実験への取組が多くの業者や消費者からの理解が
得られていないのが実状ではないのでしょうか。

 なお、この条例案のパブリックコメントが11日から
始まりますので、詳細はそちらでご確認ください。
以下、条例案の概要説明をします。

<条例案の概要>…
【目的】市内の幅広い事業者が、一定の目標(60%の
レジ袋辞退率)を掲げ、様々な手法によりレジ袋削減
向けた努力をお願いするもの。
(←実質有料化の義務は廃止へ)

【対象事業者】H.21年度のレジ袋使用枚数が20万
以上であり、レジ袋削減目標が未達成、他
(←新聞等では、コンビニやファーマシーも対象になる
 と伝えている)

【責務と効力】H.23・24年度の2ヶ年でレジ袋削減60%
目標への計画・報告書の市長に提出義務
市職員による指導・立入調査や罰則等
(2万円以下の過料あり)

コメント:今年度中の条例化を目指しているとのことだ
が、条例案では目標未達成の場合にそれに対する
罰則規定がないなど条例(案)の効果が問われるので
はないのか、検討課題であると思う。