今日のニュースを見ていて気になりましたのが、世田谷区の
初等教育で「日本語」 という授業が登場したそうですが、
世田谷区ではその教育のねらいを下記と
ホームページでうたっております。参考に抜粋しました。
「世田谷『日本語』教育特区認定
区では、教育をすべての原点と考えています。
語彙(ごい)や表現能力の不足、 日本人としてのアイデンティティの欠如が著しい現在、物事を熟慮し、次世代を になう
人材を育成するため、区は教科としての「日本語」創設を特区
申請し、 今回認定を受けました。
1.ねらい 以下のねらいをもって小・中一貫した教科として
「日本語」を新設します。(1)深く物事を考える児童・生徒を育成する。
(2)自分の考えを表現する力や、他人とのコミュニケーション能力を
育てる。(3)日本の文化や伝統へ の理解を深め、それらを大切に
する態度を養う。
2.取り組みの方向 小・中の9年間を 通して次の学習を重点的に行います。
(1)語彙(ごい)の習得(2)古典、漢文、近代の 名文、詩などの学習
(3)思考力・表現力の育成(4)日本文化の理解(5)国際人としての
マナーの習得」
まず、最初の感想は、画期的なカリキュラムが導入されたということですが、
気になる点があります。
(教科書の中身は、漢詩<李白など>オンパレードなどですが、
そのマエにこの教科書を習う学生が出てきている漢字を理解しているの
ですかね。。。 私は、PCを毎日いじっていますと、だんだん漢字が書けなく
。。。)
さて、上記で太字で記した箇所ですが、区は語彙や表現能力が不足して
いると 問題を提起して いますが、そもそも、日本語の文法が出来ていない
というのが 大問題なのでは?と、ふと私頭を よぎりました。ちなみに、
アメリカでは初等教育 で、 文法学校なる小学校と中学校の間で通学する
生徒がいます。 アメリカの英語教育では、スペルミスは致命的であるから
です。ですから、 小学校5~6年生において特に、国語の基礎=文法を
しっかりたたきこませる 仕組みがあるわけですが、今回の「日本語」という
授業は、本来「国語」の授業で あり、 まず文法や漢字のつくりなどのしくみ
をこの「日本語」という授業で教える のが 先決なのでは、と感じてしまい
ました。 皆さんは、どう感じましたでしょうか?