2008/03/26

3月定例会・採決結果報告 【速報版】

川口市3月議会が25日(火)、「平成20年度関係の一般議案ならびに
一般会計及び各種特別会計予算」の討論・採決が行われ、川口市
議会で審議されるすべの項目が終了し、閉会しました。何れの議案と
予算については、賛成多数をもって可決されました。さらに、川口市
選挙管理委員・補充員の任期満了にともない、同委員の選挙が
それぞれ行われ、議員提案として川口市議会政務調査費の交付に
関する条例等が提出され全会一致(地方道路整備の推進に関する
意見書の議員議案5号は賛成多数)で可決されました。

①平成20年度一般会計・特別会計・企業会計予算
<賛成多数で可決>
1281億6000万円(前年度比0・7%減)でありましたが、19年度予算
「かわぐち市民債」の30億円一括償還を除くと前年度比1・7%増に
なりました。特別会計、企業会計と合わせた総額は2843億7230万円
前年度比1・7%減でした。
主な新規事業:
重度心身障害者福祉ガソリン利用事業(対象者にガソリン券500円
相当分、年間6,000円分を従来のタクシー券と選択制にするもの)で、
同予算1353万円       
 (コメント:しらねは、以前市政報告で他市・区に比べると支給額が
少ないことを指摘していたが、他市などの整合性を今後訴えます。)
妊産婦検診の公費負担の拡充事業(公費負担が今まで2回であった
ものを5回に拡充するもの)で<この検診には最低11回は必要といわ
れています>、20年度は5,000人を見込んでいます。
(コメント:共産党市議の一般質問では、東京都23区中20区は、この
検診に14回の公費負担をしていることが判明しました。)
・川口駅東口地下自転車駐車場整備事業(駅前の地下公共駐車場を
自転車駐車場<駐輪場>に全面転用するための工事・改修費)で、
1億7178万円            
(コメント:そごう裏等の違法駐輪対策によるものと市当局は説明して
いるが、ちなみに目的地から半径200メートル以上離れたところには
駐輪しないというデータもあるが・・・、何れにしろ10月1日頃の
オープンを予定している)
川口市内公共交通網検討調査事業(しらねも本市の公共交通、特に
バスシステムについては港区見たいに公共交通のあり方を検討
すべきではないかと市当局には提案してきておりました、バス網の
調査検討事業。)で、358万円

②一般議案(市長提案):<賛成多数で可決> 
(詳細は、「広報 かわぐち」で)
・川口市自転車駐輪場条例の一部を改正する条例 川口駅東口地下
自転車駐輪場と川口自転車駐輪場の無料駐輪料金を「1時間」から
「3時間」に変更するもの。他

③議員提案:<全会一致で可決> 
川口市議会政務調査費の交付に関する条例  “市議会議員の調査
研究に資するため必要な経費の一部として、議会における会派又は
議員に対し政務調査費を交付することに関”することを定める条例。  
( コメント:20年度(4月)から、月額18万円を各会派もしくは各議員に
支給され、当該政務調査費に係る収入及び支出報告書を作成し、
当該支出に係る領収書等の証拠書類の写しを翌年度の4月30日
まで提出しなければならず、当該残余の額は返還しなければなら
ないとした。 (下線部分が新規の項目)
やっと、他の自治体より遅れていた政務調査費関係がまとまりほっと
しましたが、紙ベースで処理しているため、経費増になっていることは
今後の課題であります。) 他。

2008/03/21

3月定例会・一般質問 【概要・速報版】

 3月11日(火)から13日(木)の3日間にわたり、川口市議会3月定例
会、一般質問が行われました。今定例会では、しらねも12日に一般
質問を行いました。さらに、3月8日(土)に市立川口高校前校長が
逮捕されたことについて、教育長と市長から緊急発言がありました。
教育長のほうからは、“あってはならない事件が起きてしまった”
“遺憾で、著しく学校教育を失墜させてしまい、許しがたい”“市民に
対しても申し訳ない”との謝罪発言でした。続いて、市長からは今回の
事件に対する遺憾の意を述べられました。
 
 ①合併問題:
Q. 鳩ヶ谷市の木下市長が昨年末に、以前から鳩ヶ谷市との合併の
 条件だったし尿処理場(八幡木)受入を申し入れしたことや、都市
 計画等の推進のためにも川口と鳩ヶ谷との合併を考える時がきた
 のではないのか?
Ans.“平成18年に川口市との合併を公約にした鳩ヶ谷市の木下市長が
  当選して以来、鳩ヶ谷市はし尿処理場受入れとそれにあたる2ヵ年
  計画の1年目として約4億9千万円もの予算を組んで頂いたことは、
  歓迎すべきことです。”との市長からの合併前提の懸案事項がクリア
  しましたとの回答で、“合併については以前白紙状態であることには
  変わりありません”とも最後に付け加えていました。
  (コメント:この解釈については、鳩ヶ谷市との合併について協議する
   前に、「ごみは川口、し尿処理は鳩ヶ谷」という懸案があったが、
   それを鳩ヶ谷市側が受け入れたので、合併をするかしないかの協議
   をしてもいいのでは、という意味と言われています。しらねの新年の
   レポートでも記載したとおり、民主クラブや石田民主党埼玉第2区
   総支部長は鳩ヶ谷市との合併には都市計画推進のため早期から
   賛成の意を出していた。)

②区画整理事業:
Q.SR新井宿駅付近の市街化調整区域(開発を制限する区域)に関して
  地元地権者とまちづくり協議会などを開催して今後について真剣に
  考えているが、区域解除も必要なのではないか?
Ans. 鳩ヶ谷市とも隣接しているので対応をとるとの事。
  (コメント:埼玉県議会でもこちらの調整区域は、本来緑の保全を
   目的としていたが、実際は資材置き場等になってしまっている事を
   鳩ヶ谷選出茅野議員が指摘していた。私も、埼玉高速鉄道の運賃
   値下げになるように、新井宿駅周辺の田園都市開発→乗降客
   アップ→輸送収益改善とつながることを要望していきます!)

③中小・零細企業対策として: 
Q.物品発注など地元の業者を優先できるさらなる対策はできないのか?
  また、その制度の限度金額を上げることはできないのか?
 Ans. 本市には、市が発注する50万円以下の小規模な工事や修繕の
  契約について、小規模事業者を対象に登録制度を設け、市内事業者
  の受注機会を拡大しようとする制度があり、この限度額の引き上げに
  ついては関係部局と検討します。

④建設物(児童相談所、斎場、次期ゴミ中間処理施設、SKIP
  シティB街区)について:
Q.さいたま市独自の児童相談所を開設した事により、県管轄でさいたま
  市にある県南児童相談所の移設は?       
Ans.H.22年度をめどに川口市に移設するとの県から報告がありました。

Q.市長の公約でありました、斎場建設の進捗状況は?
Ans.未だ、土地の候補地がありません。

Q.次期ゴミ中間処理施設に対し、次期ゴミ処理基本計画の中に対策等を
  盛り込むべきではないのか?(しらね)
Ans.“次回の一般廃棄物処理基本計画時に、・・・調整して参りたいと考
   えております。”

Q.映像産業の拠点としてその発展のためにも、現在空き地のSkipシティ
  B街区に映像産業企業誘致を!
Ans.映像産業は、“A街区の機能を生かします”“また、B街区は県と計画
   していきます”(コメント:質問答弁とでは、若干整合性がとれてい
   ないのでは?B街区には、映像産業はもってこない(これない)と
   本市の立場を表したのか!?)

⑤清流事業に関して:(しらねが質問をしました)
Q.埼玉県知事の「水辺再生100プランの推進」事業により、芝川や
  藤右衛門川がモデル事業に指定されましたが、市の管轄である
  青木橋より下流を県事業と併せてしゅんせつをした方が効果的
  ではないのか?
Ans.「芝川・新芝川清流ルネッサンスII」事業の中で、この部分は400㎥
  が残っており、県と調整して参りたいと存じます。

Q.芝川青木水門及び竪川・緑川に流れ出ている地区の下水道未接続
  世帯は?
Ans.鳩ヶ谷市の確認では、約2割程度が接続し、今後残りの世帯を
   水洗化していくとのことでした。さらに、竪川・緑川に流入する未接続
   世帯は約1,400世帯となっております。(コメント:芝川汚濁の原因の
   一部は、まさに下水道未接続による生活雑排水であったということ
   では!)

Q.下水道事業の促進方法は?(共産市議質問)
Ans.H.20年度からはじまる「地域住宅交付金」により、下水道を改善
   します。さらに、投資効果をみながら推進します。
     
⑥医療・学童保育体制について:
Q.救急医療体制の充実として、救急救命士の増員を!と、救急隊と
  医療機関との連携についての強化策は?
Ans.現在38名の救命士がいて、各救急車に1名から2名を配置して
   います。また、平成20年度は、4名を増 員育成していきます。
   つづいて、連携については、埼玉県のシステム変更によって、
   救急隊が医療機関情報(搬送先の受入ベット数や医師状況等)を
   一日2回の更新で最新の情報が得られることになりました。
   最終目標は、リアルタイムに救急隊が医療機関の情報を得られる
   ように努めて参ります。

Q.川口工業総合病院の今後は?
Ans.平成19年に7月20に、工業組合の解体決定ののち、平成20年2月
  22日に(株)麻生による病院経営になることに決定されたとの事です。
  また、同病院機能は医療センター等の公的病院から、地域医療機関
  になるとのこと。

Q.「公的部門」の学童保育室(20施設/39施設は、満杯)における待機
  児童の解消の対策は?
Ans.平成20年度は、全員の入室者を決定しました。
  (コメント:民間学童保育施設の受入れで全員入室です。)

*質問・答弁の詳細は、議事録を参照していただきますようよろしく
  お願いします。

2008/03/05

速報!総務常任委員会報告

昨日4日に、19年度の総務常任委員会に関わる補正予算の審議を
しましたので結果の一部を速報としてお伝えします。

 ①常備消防費の項目で消防自動車の購入費用における市債の
減額補正△3,700千円と一般財源からの減額で△4,728千円です。
補正後で、6,294,609千円となります。今回は、自動車から排出される
窒素酸化物及び粒子状物質の特定地域における総量の削減等に
関する国の規制により、自動車の変更が必要となったとのことです。
しかし、消防ポンプ車は、自動車部分とポンプの部分が別々となって
いるのに関わらず、国の規定により二つをあわせた状態での検査が
必要とのことなので、今回規制される自動車部分のみの取替えを
本来ならしたいところですが、以上の理由でできません。
(コメント:先輩議員の方々が、怒り心頭で訴えておりましたのが、
 このようなルールでは市民の税金を踏みにじる行為そのものである
 とのことであり、国のほうにルール改定を要望する必要があるとの事)
 これは、明らかに消防自動車に関するルールを作っている国側の
問題ですので、至急改めていただくことを私も要望させていただきます。

 ②川口西公園地下公共駐車場条例の一部を改正する条例で、
二輪自動車(バイク<なぜか、この部類に原付自転車も入れてしまって
いる>)を駐車場24台分を駐車できるように変更するというものです。
また、利用用金が一日500円とすることも同条例改正に盛り込んで
います。さらに、4輪自動車の利用時間を時間毎でなく15分100円と
するなど、分毎の課金制へと変更になる予定です。
(コメント:今回一日500円と決めた根拠を尋ねたところ、都内の
2輪駐車場を参考にしたとのことであるが、公営でやっているところ
がそもそも少ないらしく、比較ができないとのことだ。私は、時間単位で
おけるようにしたほうがいいのでは<500円は高い!>と質問をしたが、
実情は4輪自動車の駐車料金単位が時間課金から分課金制に変更→
その分料金減収となることを予想して、バイクのほうはこれ以上下げられ
ないとのことだ。駐車場は、誰のモノなのか?!私は、イイタイ!)
ちなみに、昨年のこの駐車場の回転率は、一日平均1.06台で、164台
で満車のところ一日平均わずか174台しか駐車していないということです。
(コメント:平成23年度末で、このハコモノの借金を完済するらしいが、
 元金:約19億4千万円、利子:約7億9千万円、計:27億円かかった
 のに、市民は果たしてこのハコモノからの恩恵を享受できているので
 あろうか?)

*注意:正確な文言は、後日でます議事録をご参照ください。今回は、わかり
     やすさを重視した表現としましたので、一部正確性を欠く表現の場合が
     ございます。ご了承いただきますようよろしくお願いします。

2008/03/03

川口市議会 3月定例会はじまる

 本日から川口市議会3月定例会がはじまり、会期日程を23日間に
決定しました。
今議会は、1月下旬に急性白血病で逝去されました、千葉正明議員
の黙とうがまずとり行われました
(コメント:改めて、ご冥福をお祈り申し上げます。)

 このほか、19年度の補正予算案・一般議案(市長からの提出)の
説明が行われ、また、この後には、市長からの所信表明と
20年度本予算案・一般議案についての説明が行われました。
(コメント:年度末と新年度予算が重なる3月議会なのでかなりの
ボリュームでした。。。)

 明日から、19年度に関わる案件の各常任委員会がはじまり、そこで
各補正予算案・議案について審査します。 今回の補正予算額は、
歳入歳出それぞれ40億4925万を追加し、補正後は1346億3599万
6千円となります。

 随時決定事項に関してはアップデートしていきますが、
今議会ではしらねは一般質問を予定しておりますので、原稿
作成等に時間を費やされております。よって、更新が遅くなることがあり
ますので、あらかじめご了承ください。