コミュニティバス運行事業費補助金(継続):
2009年度予算:7126万3千円を計上!
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←運賃などの総収入から経費を差し引いた部分
(赤字)を2007年度で6846万497円を市が負担!
2006年10月から、日曜・祝日を運休することにより、
運行経費の削減につながり、本市の負担額を減らせる
ようになると本市当局は説明しました。
しかし、本年度の予算額では約385万円も増額して
います。これは一体どういうことなのでしょうか。。。
ところで、そもそもコミュニティバスの運行目的は、
2007年9月議会しらねの質問の答弁で、「昼間に市内を
移動する高齢者等の交通弱者を主な利用者と想定し、
その利用者が医療機関、市役所、たたら荘などの
公共施設を利用する際の交通利便性の向上を図る
ためのもの」 としています。
しかし、このような福祉目的バスなら、本来福祉部の
所管で、なぜ市内全体の交通問題を扱う都市交通
対策室がこの事業を扱うのかも疑問です。
2002年度よりスタートした、本市コミュニティバスは、
2006年度10月10日からの抜本的改革により、現在の
ルートである6ルート3路線(上の図を参照)になり、
一日7便(日中のみ、そして一周50~60分)の運行
編成となっています。2時間に一便、また長時間
かけて目的地に行くのでは、利用者はもっと短時間で
行ける代替機関を見つけそちらを利用してしまい、
コミバスを利用しないと考えるのは当然です。
さて、今回住民のニーズに応えられないと言われて、
しらねが政策提言を言い続けてきた、コミュニティバス
改革にまた一歩前進が見られました。「コミュニティ
バス実態調査」として、今年度105万円ほどの予算を
計上し、乗客がどこに乗り、どこで降りるのかなど
詳細調査を行うというものです。つまり、現在のルート
編成で適切なのか、また乗客の年齢層などの調査を
し、課題点の洗い出し作業と精査をします。
・本市コミバスの運行状況 出典:川口市都市交通対策室資料
年度 年間運行日数(日) 年間平均一日乗車人数
人数(人) 対前年比(%)
2002 135 501 -
2003 360 755 151
2004 359 871 115
2005 359 918 105
2006 330 927 101
2007. 294 878 95
(2007年は、対前年比割れに!)
しかし、しらねが訴え続けているのは、ディマンド型、
乗合い公共交通体系の充実であり、コミュニティバスの
代替機関を今後検討が必要であることは、多くの議員も
議会の中で賛同して頂いているところであります。