2009/04/09

コミュニティバス実態調査に105万円



コミュニティバス運行事業費補助金(継続):
2009年度予算:7126万3千円計上!
[国際興業バス【委託事業者】へ]
 ←運賃などの総収入から経費を差し引いた部分

  (赤字)を2007年度で6846万497円を市が負担!
 2006年10月から、日曜・祝日を運休することにより、

運行経費の削減につながり、本市の負担額を減らせる
ようになると本市当局は説明しました。
 しかし、本年度の予算額では約385万円も増額して
います。これは一体どういうことなのでしょうか。。。

 ところで、そもそもコミュニティバスの運行目的は、
2007年9月議会しらねの質問の答弁で、「昼間に市内を
移動する高齢者等の交通弱者を主な利用者と想定し、
その利用者が医療機関、市役所、たたら荘などの
公共施設を利用する際の交通利便性の向上を図る
ためのもの」 としています。
 しかし、このような福祉目的バスなら、本来福祉部の
所管で、なぜ市内全体の交通問題を扱う都市交通
対策室がこの事業を扱うのかも疑問です。
 2002年度よりスタートした、本市コミュニティバスは、

2006年度10月10日からの抜本的改革により、現在の
ルートである6ルート3路線(上の図を参照)になり、
一日7便(日中のみ、そして一周50~60分)の運行
編成となっています。2時間に一便、また長時間
かけて目的地に行くのでは、利用者はもっと短時間で
行ける代替機関を見つけそちらを利用してしまい、
コミバスを利用しないと考えるのは当然です。
 さて、今回住民のニーズに応えられないと言われて、

しらねが政策提言を言い続けてきた、コミュニティバス
改革にまた一歩前進が見られました。「コミュニティ
バス実態調査」として、今年度105万円ほどの予算を
計上し、乗客がどこに乗り、どこで降りるのかなど
詳細調査を行うというものです。つまり、現在のルート
編成で適切なのか、また乗客の年齢層などの調査を
し、課題点の洗い出し作業と精査をします。


・本市コミバスの運行状況 出典:川口市都市交通対策室資料

年度 年間運行日数(日)  年間平均一日乗車人数 

                 人数(人)  対前年比(%)
2002     135         501      -
2003     360         755     151
2004     359         871     115
2005     359         918     105
2006     330         927     101
2007.     294         878     95

  2007年は、対前年比割れに
 しかし、しらねが訴え続けているのは、ディマンド型、

乗合い公共交通体系の充実であり、コミュニティバスの
代替機関を今後検討が必要であることは、多くの議員も
議会の中で賛同して頂いているところであります。

3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

コミュニティーバスについては、茨城県のつくば市が良い例を示していると思います。
私はつくば市に住んでいたことがありますが、コミュニティーバスは1時間に2本という不便さながら、いつも大変盛況で、特に休日などは定員オーバーになることもよくありました。
というのも、つくばのコミュニティーバスは完全無料だった為です。
たかが300円程度のバス賃であっても、無料のバスが他にあるなら皆はそれを使うのです。
高齢者に喜ばれることはもちろん、学生さんにも人気の交通手段となっていました。
運行路が市役所や病院、駅など需要の高い施設だけを巡るという方針も、時間短縮につながる為に、喜ばれていたのだと思います。
川口市でも、よりよい政策が進むことを願っております。
S.N

匿名 さんのコメント...

前回の選挙の際に、しらねさんが
「コミュニティーバスの改善を!」と、演説していたのを聴いて、投票をした市内在住のものです

どうなったのかなーと感じておりましたが、調査が進んでいて、嬉しく思いました。

先日戸田のコミュニティーバスを利用しましたが、1時間に2~3本の運行。小さな路地でもどんどん進んでいく、きめ細やかな経路に感動しました。お隣の戸田市でこれほどまでに、活用性があるバスがあるのですから、川口市も負けていられませんね!
今後の活動に期待しています。

D さんのコメント...

匿名さん、コメントありがとうございます!
コミュニティバスは、多くの自治体で運営が厳しくなっています。しかし、周辺自治体(鳩ケ谷市を除く)のコミバスは、足立区や戸田市を含めうまくやっているところもあるのも事実です。それらの自治体にあるコミバスは、各主体(役所、バス事業者、運営団体)の役割分担がしっかりできています。
本市においても、われわれ住民から改善について声を大にして行政に訴えていきましょう! by しらね