2009/09/04

新エネルギー等活用システム設置補助金増額について

 しらねは6月議会で環境助成金問題について、
低執行率への補助金からニーズの高い太陽光発電
システムの補助金を傾斜増額すべきでないのかと、
一般質問をしました。
 今回、太陽光発電システム補助金の増額と補助金の
交付申請が延長されると本市の環境総務課が発表
しています。ぜひ、ご活用してしてみてください。
環境総務課のwebサイト

6月議会において発言した一般質問からの一部を要約:
 本市においても、2005年度から 「新エネルギー等である住宅用
太陽光発電システム、雨水貯留施設を市内の居住に設置する
市民に対し、その経費の一部を補助することにより、地球温暖化の
防止及び水資源の有効活用を図り、地球規模の環境保全を市民に
啓発することを目的」とする事業があり、今年度も総額653万円の
本予算を組んで、市民に助成をしています。
 しかし、"地球規模のー"と言いつつも、本市の住宅用太陽光発電
補助金額は、他の自治体と比較しても小さいことがわかりました。
 また、生ゴミ処理容器等購入費補助金は喫緊である過去2年間の
対予算執行率が40%未満であり、活用したいと考える市民が
少ないにも関わらず、オーバーな予算を組んでいることもわかりました。
このような予算を組むなら、市民のニーズが高くまた、国や県が
太陽光発電に対し積極予算を組んでいる事業に、予算を傾斜配分
する方が、市民にとってもプラスになりますし、予算も適正に執行
されるのではないかと考えます。
ちなみに今年度から、本市は市長肝煎りで環境総務課内に、
「地球高温化対策係」を設け環境イベントや学習会などを開催し
高温化に対して の危機感を市民に意識してもらうとしています。
啓発活動も重要ですが、この経済不況を打破するきっかけにも
なるように、市民のニーズと経済対策に適う政策を打ち出して
いただきたいものです。
 
 Q.そこで、質問としてわが会派のみつた議員が3月
  議会で環境助成金のスクラップアンドビル ドに
  ついて質問したのにつづきとして、これまで一定の
  成果をあげてきましたが、過去2年間で低執行率と
  なっている、生ゴミ処理容器等購入費補助金を
  市民のニーズが高い太陽光発電装置設置
  への成金へ傾斜することはできないので
  しょうか、ご答弁をお願いします。

 A.国の対策や市民のニーズを踏まえ、執行状況に
  基づいた予算配分を検討して参りたいです。

 Q.図1でも分かるとおり、国、県への補助金申請
  期間は、2010年1、2月までというわけで
  ので、本市補正予算の中で、予算を組みなお
  してなどの対策をして使われていない生ゴミ
  処理機の補助金でなく太陽光発電装置設置
  の助成金へ傾斜する必要がある のではない
  でしょうか。
 
 A.考えて参ります。

 今回、9月3日に本市環境部総務課が、具体的に以下のように改善を
していただいたみたいですね。
 市のWebサイトから引用。

"〔平成21年9月3日〕
 平成21年度の「川口市新エネルギー等活用システム設置費補助金」
につきましては、当初予算(6,530,000円)は7月の初旬に申し込みが
予算に達し、2回の流用で4,085,000円を追加いたしましたが、すでに
残りも僅かであり、今回の3回目の流用(1,600,000円)で今年度の
受付を終了とさせていただきます。ご理解の程、よろしくお願い
いたします。”
"平成21年度に関しましては、住宅用太陽光発電システムの
普及促進のため、補助金の交付の申請期間を延長し運用して
いきます。”

P.S.この問題については、みつた議員や宇田川議員も以前
  から同じ趣旨の発言をしていました。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

家庭での太陽光発電パネルの設置費用、約200万円。1か月の電気代が1万円だとすると、元をとるまでに約17年もかかります。
一方、パネルの耐久保障年数は約10年ですから、太陽光発電パネルの設置は経済的なのかどうか少々疑問に感じました。
もちろん、限りある化石燃料や放射性副生成物を産出する核エネルギーを使い続けるのは将来的に危険ですので、無限で安全な自然エネルギーへとシフトしてゆく必要があります。
太陽光発電パネルへの補助金はありがたいのですが、各個人への補助制度は、(手配までの人件費等を考慮すると)効率が悪いように感じます。
大型ビル建設や、公共の建築物の建造時には太陽光発電パネルを標準装備とし、将来的には一戸建て住宅に対しても太陽光発電パネルを標準装備として、核エネルギーから少しずつシフトして行くというのはいかがでしょうか。
※もう一つ問題があります。太陽光発電パネルの製造には、化石燃料が大量に使用されているという矛盾です。パネルが永久的にもてば問題ありませんが…

D さんのコメント...

匿名さんコメントありがとうございます。
今回の質問の意図は、本予算で組んだ低執行率(39%)の市民に対する助成金を、ニーズのある「新エネルギー等活用システム設置補助金」を増額をしてくださいというものです。私も、太陽光発電がすべてでないと思います(ただ、新宿区では条件にもよりますが元をとるのに7年しかかからないと聞いております)。地熱発電等今後新たな発電方法のほうが、環境的・経済的ならその分野へ自然とシフトすると思います。
今後調査していきますのでご意見をよろしくお願いします。