2014/12/16

県内の投票率戦後最低!川口市は、45.66%で県内最低!

師走の忙しい中、1214日(日)投開票の第47回衆議院議員総選挙が実施され、
安倍政権の信任がされました。
投票結果については、各新聞等のメディアで伝えている通りでありますが、各選挙区の比例票や投票率については以下の通りです。


 *前回の得票数より△は増加▼は減少。


出典:「埼玉県選挙管理委員会」」より
今回の総選挙は、争点を野党がはっきり打ち出せなかったことが大きく付随し、突の解散で多くの有権者にとって選挙区での候補者の選択肢もなく、すっきりしないものとなったのではないでしょうか。

その結果として、投票率に如実に表れています。埼玉県の全15選挙区の平均投票率は51.97%と戦後最低の投票率となるなど、半数の有権者は棄権をするなど民主主義の根幹が揺らぐ結果となりました。川口市の選挙区である第2選挙区では、最大野党民主党から候補者が立てられず不戦敗となるなど、有権者も選択肢の少なさから棄権者が続出するなど、結果として45.66%と県内で断トツの最低投票率を更新してしまいました。

整理券の到着が遅れるなどの不備もあってか、期日前投票の出だしが悪いなどの問題があったにせよ、市民である有権者からは今回の総選挙について興味関心がなかったという声が大きかったのも事実です。これは、野党にも問題があります。本来解散は首相の専権事項でありますから、その「アベノミクス解散」に対して野党がはっきり対案を示さなければならないのにもかかわらず、選挙序盤で「大義がない」などと騒いでいたことも有権者をしらけさせた原因と小生には感じます。野党側の戦略負けとも言えるでしょう。

2大政党制を作りやすいと言われるのが小選挙区制度ですが、日本ではまた中選挙区時代と同じ55年体制の11/2政党制に逆戻りになってしまいました。この体制で本当によいのでしょうか。
来年の4月は地方統一選挙がありますが、埼玉県特に県南地域の諸問題(地域医療やSR、SKIPシティの活用など)や全国でも遅れている県議会の情報公開、オープン化などをしっかり考え、地方自治の最大の目的である住民の福祉向上になる政策論争をする選挙にしなければと思います。

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