2008/09/25

川口市の財政健全化判断比率を議会へ報告

 県や市町村の自治体財政を適正に運営することを
目的として、“地方公共団体の財政の健全化に関する
法律(財政健全化法)”が2007年6月に公布されました。
 これにより全ての地方公共団体において、2007年度
決算から財政健全化にかかる各指標の公表が義務
付けられました。また、2008年度決算からは基準を
超える団体は早期健全化計画あるいは財政再生計画
を策定し、早急に改善に取り組まなければならないこと
になりました。
 ・財政の健全度を判断するには? 
4つの指標で判断します。(下記のイメージ図も参考に)
(1)実質赤字比率・・・ 一般会計等の実質赤字比率

 →川口市:健全化判断比率:-(範囲内)
(2)連結実質赤字比率・・・全ての会計の実質赤字比率

 →川口市:健全化判断比率:-(範囲内)
新規!(3)実質公債費比率・・・公債費および公債費

              に準じた経費に比重を示す比率
 →川口市:健全化比率:12.5% ✔(16.25~20%)
新規!(4)将来負担比率・・・地方債残高のほか一般

        会計等が将来負担すべき実質的な負債を
        を捉えた比率
 →川口市:健全化判断比率:126.9% ✔(350%)
 また、公営企業(本市の場合、水道・病院・下水道各

事業)は次の指標で判断します。
(5)経営健全化比率・・・公営企業ごとの資金不足比率
 →川口市:経営健全化 比率:-(範囲内)(
20%)
 これらの指標は平成19年度決算(平成20年秋)から
公表しなければなりません。また、平成20年度決算
(平成21年秋)からは公表とあわせて、基準を超える
団体に早期健全化計画・財政再生計画・経営健全化
計画の策定が義務付けられます。
 さらに、この健全化法では、長は(1)~(4)の「健全

化判断比率」を議会に「報告」をしなければならないと
あり、議会のチェックが重要となります。今川口市議会
9月定例会では市長から議会へ「報告事項」*として
資料が提出されました。
*(1)~(4)までの本市比率が早期健全化基準を
下回っているので、「特に指摘すべき事項はない」
と、監査委員からの報告がありました。

 残念でありましたのが、本市の(経営)健全化比率が早期健全化・
財政再生基準の数値の範囲内だったためか、「-」で示されて
いました。やはり数値はチキンと正確に伝えるべきと考えます。
 また、病院事業では、本市の一般会計のサイフからも繰入れ
いますが、その数字は今回の算定表には記載されないなど
本当の意味での経営状況が、反映されないなどの現象も見られ
ことも残念です。
 

2008/09/21

速報!総務常任委員会報告

 9月18日(木)総務常任委員会(企画財政部、総務部、理財部、
市民生活部、秘書課、広報課、政策審議室、会計課、消防本部、
選挙管理委員会、監査委員、公平委員会及び固定資産評価審査
委員会の所管に関する事項また、他の常任委員会の所管に
属しない事項を扱う)で、審議された事項を報告します。

議案82号平成20年度川口市一般会計補正予算
 総務費:
  ・名誉市民とそのイベントにかかる経費
   -銅板彫像設置工事費 158万千円
    (名誉市民に選出される方の分)
   -銅板彫像撤去工事費 37万8千円
    (市民会館にある彫像2体を
     リリア文化センターに移動)
    →など計410万7千円の補正
  
  ・本市市制施行75周年の記念事業として、横山大観
   らの明治以降の「新日本画」計17 点を本市に寄贈
   されたことから、リリアで展示開催するのに要する
   事業費:計638万8千円
   ←なぜ、文化財を扱う旧田中邸で開催されない
    のか?という質問に、「今回は市民の皆様の多く
    の利用を考えてリリアの展示ホールに選定」との
    こと。しかし、昨年度には「世界のグローデル展」
    を旧田中邸で開催するなど交通の便には、問題
    がないはず。。。旧田中邸を本市では文化財
    センター分館として位置づけ文化財展示の施設
    なのに、利用しないとはどういうことなのか?!
    さらに、本市で購入した施設です。
  
  ・リリア文化センター施設維持補修費:6,608万円
   ←エレベーターのシステム(ホストコンピュータ
     故障によるハード(サーバのリプレイス)を
     交換する費用。正直、高すぎる!
 
  ・民営自転車駐輪場建設費補助金:472万6千円
   ←西川口駅西口・東口付近に、民間駐輪場を
    設置するのにあたり、民間事業者へ設置工事
    費用を一部本市が負担するとのこと。

他。

2008/09/11

速報!川口市議会 一般質問 はじまる

 昨日10日(水)から川口市議会で、各会派などの
議員が9月議会に上げられている議案や市政一般に
対し行政側に質問をする、一般質問が13日(金)の
3日間で行われています。
発言の詳細は、議事録で御確認ください。

発言項目は、市のweb siteから。
http://www.city.kawaguchi.lg.jp/kbn/80010010/80010010.html

 民主クラブからは、「川口駅に中距離電車停車
実現に向けて」について光田議員が質問をしました。
市政報告の中でもお伝えしましたとおり、民主クラブ
一同で、川口駅の混雑緩和と2013年ごろ完成予定の
東海道線と宇都宮・高崎線との直通プロジェクト等から
通勤・通学客をスムーズに東京駅やそれ以南へ輸送
するためにもということで、岡村市長に要望書を提出
したところです。

 本市として中距離電車を停車してもらうようJRに要望
はしているが現状は困難ということです。しかし、下記の
ポイントでも述べる通り、「請願駅」での停車で要望すれ
ば事情は別と考えてます。


 今後、同会派において調査・研究をしていきます。

 ポイント:

・川口市に住み続けたい理由のアンケートに「都心へ
 の出やすさ」を挙げている市民が一番多いこと。

・JR川口駅の乗客数(乗降客は単純計算すればそれ
 の倍)は、 8万人でJR浦和駅のそれよりも多いこと。

・朝夕の通勤ラッシュ時の駅舎・ホーム時の混雑緩和
 をすること。

・旧丸井裏の用地に停車新ホーム候補地にもなりえる
 ことから、その用地目的を決定すること。

停車をさせる際に請願駅」としてJR側に要望をする
 こと。
 請願駅とは、市などが費用を負担するからJR側には電車
 を請願駅に停車させてもらうこと。

 他の質問で気になりましたのが、「学校選択制
における地域の希薄化」や「ゴミ焼却施設について」へ
問題などであります。現代技術に逆行した質問が
でていましたが、科学的根拠をもって問題点を指摘しな
ければ、市民に対してもそれから当時のゴミ処理施設
建設にご尽力をいただいた行政の職員、関係者に
失礼にあたると思います。

 それから、本日は米国同時多発テロ9・11のメモリアル
デイです。
7万人の方が未だに、テロの後遺症が残っているとのこと
です。当時、しらねもボストンにいましたので、今でも
あの惨劇は忘れることはできません。(ハイジャックの
テロリストは、ボストンのローガンエアポートから出発しま
した。)