2013/03/14

「早期退職者(駆込み退職者)」の教員23人を再任用?!

 以前お伝えした、今年の2月という中途半端な時期に(県議会で条例改正を可決!)
退職手当の引き下げを前に、早期に退職をしてしまういわゆる「駆込み退職」の埼玉県
の教職員が86名(さいたま市除く)という大量に出してしまった問題の続きです。

 まず、この問題では年度末(学年末)である3月までに、この86名の教職員が退職され、
学校現場への混乱を引き起こしたということです。

 2月県議会の一般質問でも、明らかになったことですが、この86名の早期退職者
のうち23名が再任用という形で引き続き学校現場にあたられる予定であるということです。

 以前県の説明では、2月に条例を施行しなければ約39億円の負担増になり、財政を
圧迫してしまうことになると強調していました。

 確かに、これも一理はあるなと感じた方もいるかと思われますが、再任用予定の23名は
確か自己都合で早期に退職したにも関わらず、なんと4月からまた学校現場に復帰とは、
一体どうなっているのでしょうか。

 これでは、退職金が減額されてしまうがために、生徒の卒業や成績を出さずして辞めてしまう駆込み教職員と言われても仕方がないのではないでしょうか。非常に憤りを感じています。

 というよりも、議会できちんとこのような抜け穴にならないための条例案を策定し、速やかに条例を制定することが、議会の役割であると感じているところです。

 東京都の例に倣って、先に3月末を待たずして早期退職をしてしまうと、退職金が減額される条例等の縛りをかけることによって、早期退職者がゼロになるような対策を今議会で講じているのでしょうか!?

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