2007/09/11

Remeber 9/11  6年前を振り返って

今このブログを書いているときにも、Ground Zeroの近辺では、2001年
のアメリカ同時多発テロで無念にも命を落とされた方々2,974名の名前
を読み上げている。
あの朝、私はちょうどBeacon Hill(Boston)にいた。まだ、アメリカ生活に
なれない時期で、ちょうどテレビをつけた時には、確かに黒煙が上がって
いた。 何か変だということは、テレビのキャススターの発言から感じていた
が、 何が原因でがまだわからなかった。

アメリカンエアーライン11とユナイテッドエアーライン175がBostonの
Logan Airportから、それぞれ7時54分、8時12分とアメリカの航空会社
ではいつものことだが、遅延して飛び立った。まさに、これら2機が、
ツインタワーに突っ込んだのだ。

大学について初めてテロという事実がわかり、その日は休校になり、
大学周辺は大渋滞になってしまい、わたしもただ友達に連れていかれる
がままに。

今思うと、あの日のアメリカ人は深い悲しみに包まれていて、その人々の
痛みは私にも十分というほど感じた。なぜ、突然無差別に。。。
初めて、いやアメリカはじまって以来2度目の奇襲攻撃であったから、
徐々になぜ、アメリカがこんな目にあわなければならないのかという機運
が学生だけでなく一部のポリサイ(政治科学)の教授陣からも感じた。
アブノーマルな状態である。あれだけ合理的に考える人たちが、マヒして
いる。。。その時は、なにも私は言えなかった。自国が攻撃されることの
怒りを、私は他国で感じたからだ。広島・長崎のあの当時の気持が少し
わかった感じがした。
ただ、私にアメリカ史をやる気にさせたのも今思うと、この事件がきっかけ
になのも事実である。

 先月、21日にCIAのヘイデン長官は、米同時多発テロ発生前の対テロ
情報収集・分析体制を評価した内部監察報告書の一部を公表した。
報告書にはアルカイダに関する情報収集などが不十分だったためにテロ
を未然防止ができなかったと当時のテネット長官ら幹部を批判した、独立
委員会勧告の内容だ。
 テネット元長官が対テロ活動のプライオリティを高くせず、テロ組織の
情報収集や追跡などの対策が不十分であったとの事。また、CIA部内や
FBIなどの他の機関との情報共有や連携が不十分だったということも
分析した。そして、よく言われているとおり、モハメド被告が米国に工作員
を送ろうとしていたという信用できる情報を2000年に米国の機関はつか
んでいたことも明らかにした。

米国民は、国防は徹底していると思わされていたが、この事実を知ってどう
感じるのか明日にでも、現地の友達に聞いてみようと思う。

同時多発テロによる被害者は、2,974名 : WTCで2,750名 、ペンシルバニア
で40名、ペンタゴンで184名 であるが、これらは、 ハイジャッカーの19名は
含まれていない。  
あらためてご冥福をお祈りいたします。

0 件のコメント: