本日は、12月30日です。あともう少しで、2007年が終わろうとしています。
4月22日の川口市議会議員選挙におきまして、皆様から4,764票という
大変重い票をいただき、そして5月2日付けで市議会議員となり、はや8ヶ月
が経とうとしています。
今年を振り返りまして、市議会議員という立場の難しさを改めて認識させ
られた年でした。あることに反対をするということは、反対する十分な
根拠と説得が必要になるということです。ですので、たとえその物事が
間違いだとしても、他の解決方法を模索しながら相互の妥協点をみつける
ことがベターなことがよくあります。裁判のケースにたとえると、示談や和解
があるのと同じです。しかし、本筋は曲げずに物事を判断していく姿勢は
変わりません。
明日31日は夜23時頃から、去年に引き続き朝日氷川神社にて年越し
(初詣)ご挨拶をしておりますので、ご近所の方は是非年お越しください。
それでは、また2008年もご指導とご鞭撻をよろしくおねがいします。
しらね大輔の WEB版Daisuke's NEWSです。 国と自治体に関する幅広いテーマで掲載中! ご意見を聞かせて下さい。
2007/12/30
2007/12/23
12月議会が終了しました
12月20日(木)に川口市議会の12月議会が終了しました。
主な市長提案と議員提案(意見書)、および12月補正予算の議案内容と
結果を報告します。なお次回の市議会は3月議会となります。
① 主な市長提案の一般議案:
・川口市営住宅設置及び管理条例の一部を改正する条例
<市営住宅へ入居・同居時現在に、指定暴力団の方であると判明した
場合、入居・同居資格の喪失になる改正で、平成20年2月から施行となる
ものを採決> →原案可決
・公の施設の指定管理者の指定について(川口市立本町保育所)
<社会福祉法人「ひふみ会」に平成30年度まで管理を行わせることを採決
本町保育所では4歳の障害児が入所しているが管理者に移行後は2名の
専門保育士など加配があるとのこと> →原案可決
・公の施設の指定管理者の指定について(川口市立戸塚スポーツ
センター ほか1施設)
<株式会社コナミスポーツ&ライフグループ(本社:品川区)に平成25年度
まで管理を行わせることを採決
東スポーツセンターの管理委託料(2億8百万円/年)を参考にして、
当スポーツセンターの委託料1億5千万円/年・5年間で7億5千万円を
債務行為負担*(*契約等で発生する債務の負担を設定する行為で、現時点で
まだ歳出の予定が確定しているわけではないので、あらためて歳出予算に計上
しなければないこと)の補正をするもの
コメント:ちなみに、管理委託の入札に関しては、当初12団体の応募で、
指定管理者の専門委員会(5人)においてヒアリングや書類審査の結果
2社まで絞られて、最後は市内業者を優先させて当グループを選定した
とのこと。ここで市内業者となっているが、(株)日環サービスという業者も
清掃等の管理業務を行うことになっていてどうやらコナミとタイアップして
いるみたいです。今回のように指定についてはコナミ&ライフグループ
しか、 議決では公表されていませんが詳細をみると意外なしくみがある
ことがわかりました。 →原案可決
② 主な議員提案(意見書):
・「制度改革」の円滑な導入を求める意見書 →原案可決 <後期高齢者医療制度や障害者自立支援法等により保険料対象市民
にとっては大きな負担になって(なる)おり、国に特別減税を含めた負担
軽減措置を求めて採決>
③ 予算議案:
・平成19年度川口市一般議案補正予算 →原案可決
<補正歳入・歳出額合計:10億6841万9千万円を補正することを採決
うち民生費(生活保護や児童・老人・社会福祉)はこのうちおよそ70%を
占めている
コメント:今回、生活保護を受けている方で、医療扶助費(10割の全額を
市が負担するもの)が5億5891万9千円もの補正を今回組まなければなら
ない理由として、当初6,200人の生活保護対象者だったのが実質は6250
人になってしまったことを市当局は挙げています。しらねの調査では、この
うち傷病を理由に医療費扶助を受けている世帯が221/425世帯(全医療
扶助費世帯)で実に52%を占めており他の自治体(42%)と比較しても
多いことがわかりました。 また、総務常任委員会でも審議されました、
公営企業金融公庫納付金は競艇の売り上げが増額になった結果6千万を
補正歳出しています。コメント:地方財政法32条をもとに売り上げの1.1%
(売り上げが20億~50億円の場合)を納付金として国へ収めることに
なっています。またこの納付金の一部の例として、下水道や水道事業の
資金調達時に利用され、低金利で借りられるようになっています。 >
主な市長提案と議員提案(意見書)、および12月補正予算の議案内容と
結果を報告します。なお次回の市議会は3月議会となります。
① 主な市長提案の一般議案:
・川口市営住宅設置及び管理条例の一部を改正する条例
<市営住宅へ入居・同居時現在に、指定暴力団の方であると判明した
場合、入居・同居資格の喪失になる改正で、平成20年2月から施行となる
ものを採決> →原案可決
・公の施設の指定管理者の指定について(川口市立本町保育所)
<社会福祉法人「ひふみ会」に平成30年度まで管理を行わせることを採決
本町保育所では4歳の障害児が入所しているが管理者に移行後は2名の
専門保育士など加配があるとのこと> →原案可決
・公の施設の指定管理者の指定について(川口市立戸塚スポーツ
センター ほか1施設)
<株式会社コナミスポーツ&ライフグループ(本社:品川区)に平成25年度
まで管理を行わせることを採決
東スポーツセンターの管理委託料(2億8百万円/年)を参考にして、
当スポーツセンターの委託料1億5千万円/年・5年間で7億5千万円を
債務行為負担*(*契約等で発生する債務の負担を設定する行為で、現時点で
まだ歳出の予定が確定しているわけではないので、あらためて歳出予算に計上
しなければないこと)の補正をするもの
コメント:ちなみに、管理委託の入札に関しては、当初12団体の応募で、
指定管理者の専門委員会(5人)においてヒアリングや書類審査の結果
2社まで絞られて、最後は市内業者を優先させて当グループを選定した
とのこと。ここで市内業者となっているが、(株)日環サービスという業者も
清掃等の管理業務を行うことになっていてどうやらコナミとタイアップして
いるみたいです。今回のように指定についてはコナミ&ライフグループ
しか、 議決では公表されていませんが詳細をみると意外なしくみがある
ことがわかりました。 →原案可決
② 主な議員提案(意見書):
・「制度改革」の円滑な導入を求める意見書 →原案可決 <後期高齢者医療制度や障害者自立支援法等により保険料対象市民
にとっては大きな負担になって(なる)おり、国に特別減税を含めた負担
軽減措置を求めて採決>
③ 予算議案:
・平成19年度川口市一般議案補正予算 →原案可決
<補正歳入・歳出額合計:10億6841万9千万円を補正することを採決
うち民生費(生活保護や児童・老人・社会福祉)はこのうちおよそ70%を
占めている
コメント:今回、生活保護を受けている方で、医療扶助費(10割の全額を
市が負担するもの)が5億5891万9千円もの補正を今回組まなければなら
ない理由として、当初6,200人の生活保護対象者だったのが実質は6250
人になってしまったことを市当局は挙げています。しらねの調査では、この
うち傷病を理由に医療費扶助を受けている世帯が221/425世帯(全医療
扶助費世帯)で実に52%を占めており他の自治体(42%)と比較しても
多いことがわかりました。 また、総務常任委員会でも審議されました、
公営企業金融公庫納付金は競艇の売り上げが増額になった結果6千万を
補正歳出しています。コメント:地方財政法32条をもとに売り上げの1.1%
(売り上げが20億~50億円の場合)を納付金として国へ収めることに
なっています。またこの納付金の一部の例として、下水道や水道事業の
資金調達時に利用され、低金利で借りられるようになっています。 >
2007/12/13
12月議会/一般質問/3日目
昨日は、一般質問の3日目、最終日でした。発言者は、共産:木岡議員、
自民:吉田議員、公明:萩原議員、自民:柳田議員でした。本日の議員,
の特長は、発言者すべて芝地区の議員であっということです。①川口駅
南地下公共駐車場等の市発注管理委託業務における再委託状況に
ついて、改めて木岡議員からは、委託業者からさらに委託してしまう再々
委託の状況指摘していました。問題は、最初の委託業者、都市開発
株式会社(社員は16人しかいなく、彼らは実際の委託作業はしていない)
をわざわざ通さなければならないのかということと、再々委託によって
労働者賃金が減少してしまっているのではないかというものです。
(コメント:しらねも市政報告の中で、東口公共広場(キュポラ広場)の
清掃事業党の管理委託業務が再委託されていると訴えていた問題です)
②広告事業にかんして、本市ではどういう取り組みがあるかという質問に
対して、市当局の回答は、H.15年から広報かわぐちや証明書等写しなど
を入れる封筒の部分からの収入で80万円あるということです。③法定外
目的税の本市導入可能な団体はあるのかという問いに、ないとの回答が
ありました。④市内全域、芝地区全体の下水道普及率はという問いに対し
18年度末で、市:80.3%、芝地区:81.1%であるが、芝の一部の地域
(小谷場、伊刈など)の平均普及率は、41.4%である事がわかりました。
上記以外にも、医師不足改善要望、特別支援学級についての質問等様々
な分野からありました。
17日に各常任委員会が開催され、市民の傍聴も可能です。
なお、一般質問の正確な文言は、約3か月後にでる議事録でご確認
ください。
自民:吉田議員、公明:萩原議員、自民:柳田議員でした。本日の議員,
の特長は、発言者すべて芝地区の議員であっということです。①川口駅
南地下公共駐車場等の市発注管理委託業務における再委託状況に
ついて、改めて木岡議員からは、委託業者からさらに委託してしまう再々
委託の状況指摘していました。問題は、最初の委託業者、都市開発
株式会社(社員は16人しかいなく、彼らは実際の委託作業はしていない)
をわざわざ通さなければならないのかということと、再々委託によって
労働者賃金が減少してしまっているのではないかというものです。
(コメント:しらねも市政報告の中で、東口公共広場(キュポラ広場)の
清掃事業党の管理委託業務が再委託されていると訴えていた問題です)
②広告事業にかんして、本市ではどういう取り組みがあるかという質問に
対して、市当局の回答は、H.15年から広報かわぐちや証明書等写しなど
を入れる封筒の部分からの収入で80万円あるということです。③法定外
目的税の本市導入可能な団体はあるのかという問いに、ないとの回答が
ありました。④市内全域、芝地区全体の下水道普及率はという問いに対し
18年度末で、市:80.3%、芝地区:81.1%であるが、芝の一部の地域
(小谷場、伊刈など)の平均普及率は、41.4%である事がわかりました。
上記以外にも、医師不足改善要望、特別支援学級についての質問等様々
な分野からありました。
17日に各常任委員会が開催され、市民の傍聴も可能です。
なお、一般質問の正確な文言は、約3か月後にでる議事録でご確認
ください。
2007/12/12
12月議会/一般質問/2日目
本日は、一般質問の2日目です。発言者は、公明:石橋議員、自民:
千葉議員、共産:板橋議員、民主:谷川議員でした。本日の議会
は、各議員の特長が出ていた質問内容だったと思います。①川口駅東
口付近のバイク駐輪場を民間に要請した結果、11台設置できるようになっ
たがさらなる要望として、東口・西口増設を検討して頂きたいと事。当局
の回答は、空きスペースを探すのは現状困難であるという趣旨のもので
ありました。(コメント:しらねも市政報告の中で、行政センターと図書館等
の一時利用専門のバイク駐車スペースをマルエツの横と一部公共広場
の活用されていないスペースを有効活用されてはどうかと訴えている問題
です)②18年度放置自転車の撤去台数は?15,927台との事だが、7,420
台しか新郷にある保管場所に自転車をとりに行っていないとの事。
③東口の地下駐車場が全面自転車駐輪場に転用されることが都市計画
審議委員会の中で審議されているが、現在の進捗状況は?出入口の
安全性の確保を警察と協議した結果、安全が確保できるとの結果がでた
とのこと。④老朽排水管布設替事業の今後の計画は?平成28年で終了
予定とのこと。(コメント:錆びが激しいのは、鋳物製であるとのこと)
⑤川口市の青少年ボランティア育成実施についての問いに、本市でも
“市民との協働フォーラム”を開催して、次世代のボランティア育成に力を
入れているのという回答。
上記以外にも、医師不足改善要望、特別支援学級についての質問等
様々な分野からありました。
明日は、3日目の一般質問最終日です。正確な文言は、約3か月後に
でる議事録でご確認ください。
千葉議員、共産:板橋議員、民主:谷川議員でした。本日の議会
は、各議員の特長が出ていた質問内容だったと思います。①川口駅東
口付近のバイク駐輪場を民間に要請した結果、11台設置できるようになっ
たがさらなる要望として、東口・西口増設を検討して頂きたいと事。当局
の回答は、空きスペースを探すのは現状困難であるという趣旨のもので
ありました。(コメント:しらねも市政報告の中で、行政センターと図書館等
の一時利用専門のバイク駐車スペースをマルエツの横と一部公共広場
の活用されていないスペースを有効活用されてはどうかと訴えている問題
です)②18年度放置自転車の撤去台数は?15,927台との事だが、7,420
台しか新郷にある保管場所に自転車をとりに行っていないとの事。
③東口の地下駐車場が全面自転車駐輪場に転用されることが都市計画
審議委員会の中で審議されているが、現在の進捗状況は?出入口の
安全性の確保を警察と協議した結果、安全が確保できるとの結果がでた
とのこと。④老朽排水管布設替事業の今後の計画は?平成28年で終了
予定とのこと。(コメント:錆びが激しいのは、鋳物製であるとのこと)
⑤川口市の青少年ボランティア育成実施についての問いに、本市でも
“市民との協働フォーラム”を開催して、次世代のボランティア育成に力を
入れているのという回答。
上記以外にも、医師不足改善要望、特別支援学級についての質問等
様々な分野からありました。
明日は、3日目の一般質問最終日です。正確な文言は、約3か月後に
でる議事録でご確認ください。
2007/12/10
12月議会/一般質問/初日
本日10日から12日までの3日間にわたり、市議会議場において一般
質問が開催されています。初日は、自民:篠田議員、公明:松本議員、
共産: 桜井議員、民主:唐沢議員が質問しました。
今回の質問の特徴は、各議員が同じ内容の質問が相次いででたこと
です。例:1、妊産婦検診の拡充(妊婦と胎児の健康対策で、とりわけ
流産や難産の防止予防)で市長答弁では、現行2回(14回が望ましい)の
公費負担を増回することを3月議会で議案を上程することが決定とのこと。
2、約35億円の市たばこ税の有効活用として、西川口駅前やJR駅周辺に
吸い殻入れの設置を要望に対して、市当局からは、喫煙スペースの確保
が難とのことだが、研究するとの事。(しらねは、元郷駅の横に吸い殻入
れの新設と川口駅東口に増設する事を要望しています)3、空き店舗活用
事業補助金制度の有効活用として、商店街に加盟していない人でも補助
対象にはならないのかと言う質問に、当局からは、商店街の活性化なの
で、商店街組合に加盟している方でないと駄目という趣旨の答弁でした。
(コメント:では、川口駅西口公共駐車場の建設費用は、国から有料道路
建設費用の一部として補助金をもらって、目的外使用をしているのはOK
である一方で、商店街の活性化を目的としているのにもかかわらず、
組合に加盟していない人が対象にならないのはおかしいのではないか!)
明日は、2日目です。
詳細は、来週発行するDaisuke's Newsで報告します。また、正確な文言に
関しては、議事録(3ヶ月後に掲載)でご確認ください。
質問が開催されています。初日は、自民:篠田議員、公明:松本議員、
共産: 桜井議員、民主:唐沢議員が質問しました。
今回の質問の特徴は、各議員が同じ内容の質問が相次いででたこと
です。例:1、妊産婦検診の拡充(妊婦と胎児の健康対策で、とりわけ
流産や難産の防止予防)で市長答弁では、現行2回(14回が望ましい)の
公費負担を増回することを3月議会で議案を上程することが決定とのこと。
2、約35億円の市たばこ税の有効活用として、西川口駅前やJR駅周辺に
吸い殻入れの設置を要望に対して、市当局からは、喫煙スペースの確保
が難とのことだが、研究するとの事。(しらねは、元郷駅の横に吸い殻入
れの新設と川口駅東口に増設する事を要望しています)3、空き店舗活用
事業補助金制度の有効活用として、商店街に加盟していない人でも補助
対象にはならないのかと言う質問に、当局からは、商店街の活性化なの
で、商店街組合に加盟している方でないと駄目という趣旨の答弁でした。
(コメント:では、川口駅西口公共駐車場の建設費用は、国から有料道路
建設費用の一部として補助金をもらって、目的外使用をしているのはOK
である一方で、商店街の活性化を目的としているのにもかかわらず、
組合に加盟していない人が対象にならないのはおかしいのではないか!)
明日は、2日目です。
詳細は、来週発行するDaisuke's Newsで報告します。また、正確な文言に
関しては、議事録(3ヶ月後に掲載)でご確認ください。
2007/12/06
12月議会の一般質問による発言通告
12月5日(水)12月議会の一般質問による発言通告がされました。
当会派では、唐沢、谷川市議が発言されます。
詳細は、下記のURLを参考にしてください。
http://www.city.kawaguchi.saitama.jp/kbn/80010010/80010010.html
なお、現在の川口市議会では一人の議員が一般質問をするにあたり
2会期連続はできないのが先例となっています。市議会事務局が作成
した先例集をみると、"質疑、質問者数は、議席数の2分の1とし、2会期
通算方式とする”(第6章 発言 第2節発言通告 89例質疑、質問者数
及び発言順序は、次により行うのを例としている。)と、いう内容があり、
発言回数に制限があります。ですので、しらねの場合9月議会で一般質問
をしたので、次の質問は2008年3月議会からできることになります。
当会派では、唐沢、谷川市議が発言されます。
詳細は、下記のURLを参考にしてください。
http://www.city.kawaguchi.saitama.jp/kbn/80010010/80010010.html
なお、現在の川口市議会では一人の議員が一般質問をするにあたり
2会期連続はできないのが先例となっています。市議会事務局が作成
した先例集をみると、"質疑、質問者数は、議席数の2分の1とし、2会期
通算方式とする”(第6章 発言 第2節発言通告 89例質疑、質問者数
及び発言順序は、次により行うのを例としている。)と、いう内容があり、
発言回数に制限があります。ですので、しらねの場合9月議会で一般質問
をしたので、次の質問は2008年3月議会からできることになります。
2007/12/02
民主クラブ/平成18年度一般会計及び各種特別会計に対し一部反対
11月30日(金)に12月定例会が開会され、18年度の各種会計決算
審査の報告後、民主クラブからも討論をさせていただきました。以下
は、討論内容です。ただし下記は、議事録内容ではないので、後日ご
確認下さい。
民主クラブを代表致しまして、「平成18年度一般会計及び各種特別
会計」に対し、ただ今の委員長報告どおり決することに一部反対が
ありますので、その理由と意見、また要望を 交えて、討論をさせて
いただきます。
まず、平成18年度の一般会計について申し上げますと、歳入に
ついて、収入済額では、17年度と比較して25億2790万6,436円の
減額となっています。この減額の主なものは、国庫支出金や県支出
金などの使途が限定される特定財源であります。一例として、児童
扶養手当負担金6億968万2078円の減額によって今迄通りの
サービスを継続していくには、地方自治体の負担が一層強いられる
ことは明白であります。今後サービスを維持するための具体的対策
を講じること及び国へ対してのこれまでの負担金を継続するよう強く
要望いたします。
一方、歳入の増収要因は大きく2つ考えられます。ひとつは、18年度
において暫定的措置として、国から地方への所得譲与税の税源移譲
が行われた結果、地方譲与税が17億2393万32円の64%の増収とな
っております。
もう一方は、市税で28億8826万546円の増額においては、市民税の
納税義務者数を17年度以前と比較すると増えたことが増収要因となっ
ています。具体的に法人市民税では事業者件数は増えていますが、
業種別の金額でみますと、特に農園・園芸業では前年比で68.1 % 、
1400万円もの法人税割額が減収となっており、さらに鋳物などを含む
製造業でも前年に比べ300万円の減額となってしまっております。緩
やかな景気回復になっているとの説明は、一部のサービス業者の
増件・増額によるもので、本市のものづくり産業全体には緩やかな景気
回復という表現は当てはまらないのではないかと考え、今後、ものづくり
産業に対する補助金が効果的に使われるように要望します。
次に、歳出でありますが、17年度と比較しますと公債費15億2861万
552円の増額で、13.8%の増となっており、起債の元利償還金が一般
財源に占める割合を示す、公債費率は前年度に比べ0.4%増の10.8%
と年々増加傾向にあり、財務省が示す健全な指数である10%以内と
いう基準を超えていることから財政の硬直化が心配されます。
特別会計では、一部決算審査特別委員会の採決の中で反対しました
のが、川口駅南地下公共駐車場事業であります。18年4月1日に
オープンした当駐車場の決算報告の中で、当駐車場使用料として、
18年度予算9058万1千円を当初見込んでおりましたが、12月の補正
予算において6680万9,000円の73.8%もの減額を行っております。
当初予算の積算根拠は、駐車場満車で248台分あるうち、248台を
1.4回転で計算してしまうなど、安易な積算根拠で算出してしまったこと
は問題であると言わざるをえません。
また、一般会計からの繰入金、3285万1101円を当駐車場の公債費の
利子負担分である、2960万930円にほぼ全額繰り入れしていることは、
利息も支払えないハコものを建設してしまったことであり、事業自体が
健全でないと考えます。
また、平成37年まで今後20年間にもわたり、約21億円の償還金を市
民の税金等で支払わなければならない事は、近年の財政逼迫状態の中、
市民への負担が強いられていることを考慮しますと賛成致しかねます。
それでは、次に要望に移ります。
まず、川口西公園・地下公共駐車場事業・特別会計についてであります
が、自治体が運営する全国619の駐車場の中で、平成16年度までの
決算結果では、川口駅西公園地下駐車場はワースト順位が22位、
累積実質収支は19億3,919万円の赤字です。更に、平成18年度まで
の決算結果では、累積赤字はなんと21億8,404万円になり、市の財政
運営を圧迫しています。
川口駅西公園地下駐車場の運営について、駐車料金を安くすることと、
駐車場を24時間営業にする事によって収支の改善を計るとともに、
完全民営化についても至急検討するように、強く要望します。
次に、
13款・使用料及び手数料、1項・使用料、4節・自転車駐車場使用料
において、平成18年10月に、川口駅東西の自転車駐車場料金が
値上げになりました。月極が2,100円から2,620円に、一時預りが100円
から150円になり、市民の皆様には大変な負担となりました。利用料金を
元に戻す、もしくは一時預かりでも一日何回でも利用できるような市民が
利用しやすいように変更を要望します。
次に、
3款 民生費、1項社会福祉費、1目 社会福祉総務費でホームレス総合
相談事業費として347万6104円が支出されていますが、そのうち巡回相談
員報酬が318万5000円をしめています。ホームレスの方の中には、
川口市の鋳物等の伝統産業を支えた方も多くいます。ホームレス総合相談
員を増やすとともに、ホームレスの方へも、直接支援として防寒着や下着
などの配布を要望します。
次に、
8款土木費4項都市計画費、8目 都市整備管理費の、川口駅東口公共
広場管理事業でありますが、東口公共広場(キュポラ広場)の一年間の
利用合計82件のうち、フリーマーケットが44件と半数以上で、週末の
利用がほとんどであるので、平日の利用も考える必要があるのでは
ないかと思います。本来の広場利用目的は、「市民相互の交流および
中心市街の活性化を図る目的」としております。例えば、オートレース場
にあるクリスマスツリーは、夜間では人目に触れることはあまりない
ので、ツリーをより多くの市民の皆様に楽しんでもらう為にも公共広場
に移す等の対策を要望します。
最後に、市民に喜ばれ、費用対効果を考慮した行政運営に努力して頂く
ことを強く要望し討論といたします。
審査の報告後、民主クラブからも討論をさせていただきました。以下
は、討論内容です。ただし下記は、議事録内容ではないので、後日ご
確認下さい。
民主クラブを代表致しまして、「平成18年度一般会計及び各種特別
会計」に対し、ただ今の委員長報告どおり決することに一部反対が
ありますので、その理由と意見、また要望を 交えて、討論をさせて
いただきます。
まず、平成18年度の一般会計について申し上げますと、歳入に
ついて、収入済額では、17年度と比較して25億2790万6,436円の
減額となっています。この減額の主なものは、国庫支出金や県支出
金などの使途が限定される特定財源であります。一例として、児童
扶養手当負担金6億968万2078円の減額によって今迄通りの
サービスを継続していくには、地方自治体の負担が一層強いられる
ことは明白であります。今後サービスを維持するための具体的対策
を講じること及び国へ対してのこれまでの負担金を継続するよう強く
要望いたします。
一方、歳入の増収要因は大きく2つ考えられます。ひとつは、18年度
において暫定的措置として、国から地方への所得譲与税の税源移譲
が行われた結果、地方譲与税が17億2393万32円の64%の増収とな
っております。
もう一方は、市税で28億8826万546円の増額においては、市民税の
納税義務者数を17年度以前と比較すると増えたことが増収要因となっ
ています。具体的に法人市民税では事業者件数は増えていますが、
業種別の金額でみますと、特に農園・園芸業では前年比で68.1 % 、
1400万円もの法人税割額が減収となっており、さらに鋳物などを含む
製造業でも前年に比べ300万円の減額となってしまっております。緩
やかな景気回復になっているとの説明は、一部のサービス業者の
増件・増額によるもので、本市のものづくり産業全体には緩やかな景気
回復という表現は当てはまらないのではないかと考え、今後、ものづくり
産業に対する補助金が効果的に使われるように要望します。
次に、歳出でありますが、17年度と比較しますと公債費15億2861万
552円の増額で、13.8%の増となっており、起債の元利償還金が一般
財源に占める割合を示す、公債費率は前年度に比べ0.4%増の10.8%
と年々増加傾向にあり、財務省が示す健全な指数である10%以内と
いう基準を超えていることから財政の硬直化が心配されます。
特別会計では、一部決算審査特別委員会の採決の中で反対しました
のが、川口駅南地下公共駐車場事業であります。18年4月1日に
オープンした当駐車場の決算報告の中で、当駐車場使用料として、
18年度予算9058万1千円を当初見込んでおりましたが、12月の補正
予算において6680万9,000円の73.8%もの減額を行っております。
当初予算の積算根拠は、駐車場満車で248台分あるうち、248台を
1.4回転で計算してしまうなど、安易な積算根拠で算出してしまったこと
は問題であると言わざるをえません。
また、一般会計からの繰入金、3285万1101円を当駐車場の公債費の
利子負担分である、2960万930円にほぼ全額繰り入れしていることは、
利息も支払えないハコものを建設してしまったことであり、事業自体が
健全でないと考えます。
また、平成37年まで今後20年間にもわたり、約21億円の償還金を市
民の税金等で支払わなければならない事は、近年の財政逼迫状態の中、
市民への負担が強いられていることを考慮しますと賛成致しかねます。
それでは、次に要望に移ります。
まず、川口西公園・地下公共駐車場事業・特別会計についてであります
が、自治体が運営する全国619の駐車場の中で、平成16年度までの
決算結果では、川口駅西公園地下駐車場はワースト順位が22位、
累積実質収支は19億3,919万円の赤字です。更に、平成18年度まで
の決算結果では、累積赤字はなんと21億8,404万円になり、市の財政
運営を圧迫しています。
川口駅西公園地下駐車場の運営について、駐車料金を安くすることと、
駐車場を24時間営業にする事によって収支の改善を計るとともに、
完全民営化についても至急検討するように、強く要望します。
次に、
13款・使用料及び手数料、1項・使用料、4節・自転車駐車場使用料
において、平成18年10月に、川口駅東西の自転車駐車場料金が
値上げになりました。月極が2,100円から2,620円に、一時預りが100円
から150円になり、市民の皆様には大変な負担となりました。利用料金を
元に戻す、もしくは一時預かりでも一日何回でも利用できるような市民が
利用しやすいように変更を要望します。
次に、
3款 民生費、1項社会福祉費、1目 社会福祉総務費でホームレス総合
相談事業費として347万6104円が支出されていますが、そのうち巡回相談
員報酬が318万5000円をしめています。ホームレスの方の中には、
川口市の鋳物等の伝統産業を支えた方も多くいます。ホームレス総合相談
員を増やすとともに、ホームレスの方へも、直接支援として防寒着や下着
などの配布を要望します。
次に、
8款土木費4項都市計画費、8目 都市整備管理費の、川口駅東口公共
広場管理事業でありますが、東口公共広場(キュポラ広場)の一年間の
利用合計82件のうち、フリーマーケットが44件と半数以上で、週末の
利用がほとんどであるので、平日の利用も考える必要があるのでは
ないかと思います。本来の広場利用目的は、「市民相互の交流および
中心市街の活性化を図る目的」としております。例えば、オートレース場
にあるクリスマスツリーは、夜間では人目に触れることはあまりない
ので、ツリーをより多くの市民の皆様に楽しんでもらう為にも公共広場
に移す等の対策を要望します。
最後に、市民に喜ばれ、費用対効果を考慮した行政運営に努力して頂く
ことを強く要望し討論といたします。
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