12月20日(木)に川口市議会の12月議会が終了しました。
主な市長提案と議員提案(意見書)、および12月補正予算の議案内容と
結果を報告します。なお次回の市議会は3月議会となります。
① 主な市長提案の一般議案:
・川口市営住宅設置及び管理条例の一部を改正する条例
<市営住宅へ入居・同居時現在に、指定暴力団の方であると判明した
場合、入居・同居資格の喪失になる改正で、平成20年2月から施行となる
ものを採決> →原案可決
・公の施設の指定管理者の指定について(川口市立本町保育所)
<社会福祉法人「ひふみ会」に平成30年度まで管理を行わせることを採決
本町保育所では4歳の障害児が入所しているが管理者に移行後は2名の
専門保育士など加配があるとのこと> →原案可決
・公の施設の指定管理者の指定について(川口市立戸塚スポーツ
センター ほか1施設)
<株式会社コナミスポーツ&ライフグループ(本社:品川区)に平成25年度
まで管理を行わせることを採決
東スポーツセンターの管理委託料(2億8百万円/年)を参考にして、
当スポーツセンターの委託料1億5千万円/年・5年間で7億5千万円を
債務行為負担*(*契約等で発生する債務の負担を設定する行為で、現時点で
まだ歳出の予定が確定しているわけではないので、あらためて歳出予算に計上
しなければないこと)の補正をするもの
コメント:ちなみに、管理委託の入札に関しては、当初12団体の応募で、
指定管理者の専門委員会(5人)においてヒアリングや書類審査の結果
2社まで絞られて、最後は市内業者を優先させて当グループを選定した
とのこと。ここで市内業者となっているが、(株)日環サービスという業者も
清掃等の管理業務を行うことになっていてどうやらコナミとタイアップして
いるみたいです。今回のように指定についてはコナミ&ライフグループ
しか、 議決では公表されていませんが詳細をみると意外なしくみがある
ことがわかりました。 →原案可決
② 主な議員提案(意見書):
・「制度改革」の円滑な導入を求める意見書 →原案可決 <後期高齢者医療制度や障害者自立支援法等により保険料対象市民
にとっては大きな負担になって(なる)おり、国に特別減税を含めた負担
軽減措置を求めて採決>
③ 予算議案:
・平成19年度川口市一般議案補正予算 →原案可決
<補正歳入・歳出額合計:10億6841万9千万円を補正することを採決
うち民生費(生活保護や児童・老人・社会福祉)はこのうちおよそ70%を
占めている
コメント:今回、生活保護を受けている方で、医療扶助費(10割の全額を
市が負担するもの)が5億5891万9千円もの補正を今回組まなければなら
ない理由として、当初6,200人の生活保護対象者だったのが実質は6250
人になってしまったことを市当局は挙げています。しらねの調査では、この
うち傷病を理由に医療費扶助を受けている世帯が221/425世帯(全医療
扶助費世帯)で実に52%を占めており他の自治体(42%)と比較しても
多いことがわかりました。 また、総務常任委員会でも審議されました、
公営企業金融公庫納付金は競艇の売り上げが増額になった結果6千万を
補正歳出しています。コメント:地方財政法32条をもとに売り上げの1.1%
(売り上げが20億~50億円の場合)を納付金として国へ収めることに
なっています。またこの納付金の一部の例として、下水道や水道事業の
資金調達時に利用され、低金利で借りられるようになっています。 >
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