市民の皆様からの素朴な疑問から、太陽光発電に
ついての助成金を調べていたところ以下のことが
わかりました。
2005年度に打ち切られていた住宅用太陽光発電
システムの設置にかかわる国の補助金制度が、
麻生内閣の補正予算等で復活しました。福田康夫
前首相が低炭素社会を実現するために提唱した
「福田ビジョン」などを受けたもので、太陽光発電等の
普及・促進を目的としています。
この住宅用太陽光発電支援対策費補助金の補正
予算額は総額200.5億円で、84,000件程度の補助
件数を想定しています。
本市においても、2005年度から「新エネルギー等
である住宅用太陽光発電システム、雨水貯留施設
を市内の居住に設置する市民に対し、その経費の
一部を補助することにより、地球温暖化の防止及び
水資源の有効活用を図り、地球規模の環境保全を
市民に啓発することを目的」とする事業があり、
今年度も総額653万円の本予算を組んで、
市民に助成をしています。
しかし、”地球規模のー”と言いつつも、本市の
住宅用太陽光発電補助金額は、他の自治体と
比較しても小さいことがわかりました。
また、生ゴミ処理容器等購入費補助金は喫緊で
ある過去2年間の対予算執行率が40%未満で
あり、活用したいと考える市民が少ないにも
関わらず、オーバーな予算を組んでいるのでは
ないかとしらねは考えます。
資料3 生ゴミ処理容器等購入金補助金
(1996年度より、生ゴミ堆肥化容器(コンポスト式)に加え、電気式生ゴミ処理機を
補助対象とし、 要綱の名称及び内容の改正を行い実施 1基1/2
限度額50,000円→限度額20,000円 (2006年度から)
年度 対予算執行率 決定基数 購入基数(compost)補助金額(compost)当初予算
(万円)
1996 936% 966 64 (72) 37,456,410円(261,320円) 400
2007 39% 140 130 (13) 2,341,500円(34,100円) 600
2008 39% 148 126 (10) 2,343,900円(29,100円) 600
2009(予算) ー ー ー ー 600
以上の資料のデータは、川口市環境部から
このよう予算を組むなら、市民のニーズが高い
(さらに、国や県が太陽光発電に対し積極予算を
組んでいる)事業に、予算を傾斜配分する方が、
市民にとってもプラスになりますし、予算も適正に
執行されることになります。
ちなみに今年度から、本市は市長肝煎りで環境総務
課内に、「地球高温化対策係」を設け、環境イベントや
学習会などを開催し高温化に対しての危機感を市民に
意識してもらうとしています。啓発活動も重要ですが、
この経済不況を打破するきっかけにもなるように、
市民のニーズと経済対策に適う政策を打ち出して
頂きたいものです。
おわりに:来週10日から17日まで、川口市長選挙期間
のため、ブログ等の更新を休止させていただきますこと
をご了承願います。
1 件のコメント:
環境問題に関する助成金、ありがたいですね!
地球資源は世界中の人々のものであり、現代だけではなく、未来に繋がる財産でもあります。
こうした提言は大変有意義な議論になると思います。どうぞこれからもがんばってください。
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