2010/01/07

川口市・鳩ヶ谷市任意合併協議会がはじまりました。









  昨年の12月24日に、「第1回川口市・鳩ヶ谷市任意
合併協議会」が開催されました。川口市・鳩ヶ谷市両市
から市長、副市長、市議会議員、行政関係部署を代表
して各市13名ずつ出席し、「鳩ヶ谷市の編入合併による
合併」があらためて確認され以下の内容が報告され、
確認協議をしました。


 任意合併協議会
(法律に基づかないもので両市の課題点の抽出や
検討等を協議し、法定協議会の前段として位置付けられている。)の目的は、

両市の合併に関し合併の是非も含め
①合併に関する事項、

②合併基本計画に関する事項、
③その他両市の合併に関し必要な事項を協議すること
 としています。
 任意合併協議会委員の構成として、両市から行政の

代表として市長・副市長・職員の3人。議会代表として
議長と議員4人(自民、民主、公明、共産)。市民の
知識経験者4人の12人と学識経験者2人の計26名で
構成されています。
 また、合併協議会事務局は、川口市のリサイクル

プラザ内に設置されました。職員は両市から派遣された
7人で組織され、合併協議に関する調査・会議の運営、
県及び両市間の連絡調整等を行います。
 さらに、任意合併協議会予算では、合併協議会専用の

ウェブサイト維持管理費、協議会だより(全戸配布)等の
支出分を平成21年度で2市合計711.1万円の12月両市議会
で補正予算を議決した内容が議決され計上されました。
 加えて、今年度は任意協議会を計5回を予定して
おり、第2回を1月18日(月)川口市役所で10時からの
開催であります。

~合併協議までの主な経過説明~ (参考:鳩ヶ谷市役所・

                                   「合併情報」)

◆H21.12.24 川口市・鳩ヶ谷市任意合併協議会設立会

          及び第1回任意合併協議会を開催。
◆H21.12.18 川口市議会において、任意合併協議会

         設立が決議。
◆H21.12.11 鳩ヶ谷市議会において、任意合併協議会

         設立が決議。
◆H21.11.30 川口市・鳩ヶ谷市任意合併協議会設立

         準備会が開催。
◆H21.11.26 川口市から鳩ヶ谷市へ「任意合併協議会

         設立の申し入れ」に対する回答(任意協
         設立準備委員会を設置し、合併協議の
         準備をしたいとする内容)。
◆H21.11.17 鳩ヶ谷市から川口市に「任意合併協議会

         設立の申し入れ」がある。
◆H21. 7. 1  川口市から任意合併協議会を年内に立ち

         上げたいとの意向を表明。 
◆H21. 1.30 鳩ヶ谷市から川口市に「合併協議の

         申し入れ」があり、合併問題について
         公式的な協議がスタート。(本年4月に、
         公式的に、両市の合併にあたり事務的
         協議がスタート)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆H16.9.29 県に対し、合併協議会の廃止を届け出。

  ☞第10回開催で9月30日をもって川口市は協議会
    から離脱を表明
◆H15.12.24~H.16.811 3市による法定合併協議会設立

  →第9回開催目で新市名称「武南市」に不本意ながら
   にして決定。
    ←このやり取りが、合併の破たん原因とされている。
◆H14.12.26 川口市、鳩ヶ谷市、蕨市合併協議会が設立。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆S.58.11 埼玉県南5市まちづくり協議会発足

   ☞その後、戸田市が合併構想から離脱(H.14)。




しらねからのコメント:川口市にとって合併のメリットはなにか?という

             質問をよくされることが多いです。財政面では、両市
             の決算カードや財務諸表を見ればわかります。
             川口市も鳩ヶ谷市も、将来負担比率の健全化判断
             比率では、111.4%に対し96.4%、実質公債費率は、
             13.3%に対し9.0%と、これらの指標を使うと
             鳩ヶ谷市の方が財政状況はよく見えます。
             ただ、退職金制度の違いなど、そもそも制度が
             異なれば、このような数値で一概に比較すること
             はできないのも事実です。
              たとえば道路や歩道の補修のときに、市境の
             場所ではどちらの行政区で工事を行うかなど
             対応が消極的になりがちになることがよく見受け
             られます。川口市の地形はドーナツ型で、その内側
             にあるのが鳩ヶ谷市である現状は両市にとっても
             都市計画がしづらいのも事実で、結局非効率な
             計画や行政運営をしなければなりません。
              ですので、地理的条件からくる非効率な行政運営
             を解消させるためにも合併は必然的なものと考え
             ます。
              

0 件のコメント: