7月21日(水)から7月23日(金)まで、総務常任
委員会委員により同委員会所管にかかわる行政視察
を行いました。
総務常任委員会は、総務・企画財政・市民生活・消防
など市の運営全体にかかわる事項を扱い審議する
ところであります。
今回の行政視察の概要は以下の通りです。
総務常任委員会行政視察概要
川口市 千歳市 札幌市 小樽市
都市概要 特例市 普通市 政令指定都市 普通市
人口(6/1)51.6万人 9.2万人(4/1)190.4万人(4/1)13.3万人(3/31)
面積 55.75 K㎡ 594.95K㎡ 1121.12 K㎡ 243.30 K㎡
財政力指数 1.062 0.798(H.20) 0.692(H.20) 0.477(H,19)
経常収支 89.7(H.20) 88.4(H.20) 99.0(H.20) 103.9(H.19)
比率(%) 臨債等除く
視察概要:
①千歳市:千歳市防災学習交流センター『そなえーる』
…災害を「学ぶ・体験する・備える」を
キーワードに様々な災害の疑似体験をしな
がら、防災に関する知識や災害が発生した
ときの行動を学習できる施設。
②札幌市:市民から頻繁に問い合わせる簡単な質問に
ついて、コールセンターで受けてワンストップ
で回答する市政総合案内サービス。
また、ITを使えない市民との間にデジタル
ディバイドと呼ばれる社会問題の解消をする
ための措置。
・年間問い合わせ件数:平成21年度12万303件、
平成20年度10万3485件
<ただし、平成21年度は
7月から施行したごみの
有料化の問い合わせが
多い事を考慮するとここ数年
の平均は約10万件で推移
しているとの事。
(1日あたり約270件)←あまり多くない!
・イニシャルコスト:約6,000万円
・年間ランニングコスト:約9,000万円
(内訳:人件費で約6,000万円、システム経費
<電話回線料等>で約3,000万円
札幌市内に施設を設置しているコールセンター
業者へのアウトソーシング(当初の入札方法は
随契で、現在は総合評価方式の一般競争
入札)
・運用課題:入札後コールセンター業者を変更する際
に、 引き継ぎなどがスムーズに行かない
ことがあり、かえって費用がかかってしまう。
また、コールセンター業者のリプレゼン
テイティブにかかる賃金と雇用状況が
不安定化になりつつある。
③小樽市:住民参加型・地元のファンが支えるふるさと
まちづくり寄附条例を制定。寄附金は、基金
へ積み立て。寄附する人は、登録歴史的
建造物の保全事業など5つの事業と市長が
認める事業の中から選択する事ができる。
・H.16年から三位一体改革により地方交付税の激減
により、歴史的建造物の維持費・保存費などの資金
調達が必要となり、地域資源の保全を推進するため
に、H.20年4月から寄附条例を施行することになっ
た。
H.21年度の寄附実績で、市内40人(381.9万円)
市外217人(2237.7万円)。
また、1人当たりの最高寄付額 は、約1,000万円
であると市担当者からの回答。
調査事項からの所感:
①今年度オープンした同施設は、建設費約21億円で、
財源の内訳として国庫補助金が何と75%(約15億円)
を占める。市民の利用が少ないのが悩みとの事。
職員は消防署のOB。。。
②札幌市のコールセンターは、日本初のコールセンター
として自治体間では有名である。札幌市のシステム
状況は素晴らしいものの、今後の運用面や他市での
導入については若干不安も残る。
FAQシステムがあるなら、市職員が直接検索する事
と、処理することができる。
また、費用対効果の面からも考えると、財政不足の
本市でコールセンター設置導入の優先順位は低い
ようにしらねは感じた。
③寄附先を限定させて、それを観光PRにしている
スキームがすごい!
詳細は、市政報告の「Disuke' s News」でご確認ください!
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