久々のブログを更新します。
しらねは現在、代議士秘書としても現在活動をさせて
頂いております。
最近ご相談で、川口市・鳩ヶ谷市内でも子どもの安心
・安全のためにも学校や保育園などの庭に地表からの
放射線量の測定をして欲しいとの要望を数多く頂きました。
ただ、数値が公表されたとしてもどの程度が安全なのか
イマイチはっきりしません。
そこで今回、中部大学の武田邦彦教授のブログを
参考させて頂きまとめてみました。
Q.1年間に1ミリシーベルトという数字の意味は?
Ans. この数字は国際委員会や日本の法律等で
定められているもので、また1年間で人体に
照射された場合のトータルの値を意味し、
自然放射線(約2.4ミリシーベルト)やX線検査
などでの医療被曝は除いたもの。
ブログから引用:
「この数字を少し超す場所(5ミリ)は『管理区域』という
名前で普通のところ特別されて標識が立ち、そこに人が
入ってはいけないというわけではないのですが、被曝
する放射線量を測り、健康診断をするという必要が
生じてきます。つまり絶対に病気になるということは
ないけれども、注意をしなければならないということを
意味しています。」
⇒つまり、同氏によると、「『1年に1ミリ』であり、それ
以下なら『安心』、それ以上なら『注意』とはっきりと
意識したほうがいい」と述べています。
Q. 1時間に0.6マイクロシーベルトという数字の意味は?
Ans. 「管理区域は1時間あたり0.6マイクロですから、
現在、福島県東部(郡山を含み、会津若松を除く)、
茨城県北部などは確実にこの管理区域に入ります。
従って、政府のいうように直ちに健康に影響はあり
ませんが、やはり被爆する線量を測定したり、健康
診断をして注意をするという必要があるところです。
また、教育委員会や市役所等は、政府がいくら安全
だと言っても、政府と独立しているのですから、法律的
に管理区域に指定しなければならない状態のときには
法律に従う必要があるとわたくしは考えています。
具体的には、1時間に0.6マイクロを越えるところは、
学校でも市の一部でも責任者が『管理区域』に設定
するべきです。」
ちなみに、通常は0.1マイクロシーベルト以下が
望ましいと同氏は述べています。
さて、川口市では放射線量の測定器納入後、市内の
小中高等学校、幼保育園、公園等の168箇所を対象
に定期的に計測し、ウェブサイトで公表するとのことです。
一方、埼玉県でも現在さいたま市内を対象に1時間毎
に空間(4階建の建物(さいたま市桜区)の屋上に設置
したモニタリングポストで事故以前から継続して計測)の
放射線量を計測し公表しております。以下のとおりです。
◯6月8日 17時までの1時間の空間放射線量:
0.052μSv(マイクロシーベルト)
なお、3月12日から5月31日(81日間)までの
積算値は128μSv (ミリシーベルトでは0.128mSv)
です。
5月の平均値(0.055μSv/h)で経過した場合の1年
(365日)分は503μSv(0.503mSv)になります。
〇参考:事故前の1年分(21年4月~22年3月)の
空間放射線量:295μSv(0.295mSv)
今後、定期的にこの情報は更新してまいります。
川口市の放射線の測定結果について
川口市役所ウェブサイトから
川口市では専門業者に委託して、平成23年5月
31日(火)に市内の10カ所で大気中の放射線量
測定を行いました。
今回の測定値は、1時間単位を測定し、年間の
換算値を試算したものです。
全ての年間換算値は、国際放射線防護委員会が
定める1年間に浴びる放射線の基準(1mSv/年)以下
でしたので、安全が確認されました。
表1 測定結果と年間換算値
測定地点 測定値(μSv/h) 年間換算値(mSv/年)
(所在地)
5cm 50cm 100cm 5cm 50cm 100cm
1 神根運動場 0.09 0.09 0.08 0.47 0.47 0.42
(神戸767-1)
2 芝児童交通 0.13 0.14 0.13 0.68 0.74 0.68
公園(芝下1-11-24)
3 川口総合 0.09 0.09 0.08 0.47 0.47 0.42
高校(上青木3-1-40)
4 中青木公園 0.12 0.11 0.09 0.63 0.58 0.47
(中青木3-10)
5 西中学校 0.09 0.12 0.10 0.47 0.63 0.53
(宮町16-1)
6 本町小学校 0.16 0.14 0.14 0.84 0.74 0.74
(本町2-4-6)
7 新井町公園
(新井町15) 0.13 0.14 0.13 0.68 0.74 0.68
8 安行スポーツ0.11 0.11 0.10 0.58 0.58 0.53
センター(安行領家880)
9 新郷小学校
(東本郷1313) 0.11 0.09 0.09 0.58 0.47 0.47
10 戸塚榎戸 0.14 0.14 0.13 0.74 0.74 0.68
公園(東川口3-11)
計算式:
(測定値×8時間(屋外)+測定値×0.4(屋内換算)×
16時間)×365日÷1000(単位をミリへ直す為)=
年間換算値(mSv/年)
計算例:神根運動場 地上5cmの場合
(0.09×8+0.09×0.4×16)×365÷
1000≒0.47(mSv/年)
測定業者:株式会社 日本環境調査研究所
測定器:日立アロカメディカル社製 TCS‐171
(エネルギー補償タイプ シンチレーションサーベイ
メーター)
天候:晴れ 温度17.7度 湿度56%
南東の風2.0m
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