2008/01/20

埼玉県市議会第1区議長会議員研修会に参加

 1月15日(火)に川口・鳩ヶ谷・蕨・戸田・草加の5市が集まる埼玉県
市議会第1区議長会議員研修会に参加しました。研修会は、政治
評論家の屋山太郎講師による「これからの政局・政策を展望する」と
題したご講演であり、日本の官僚政治による閉塞感を打破できるの
は地方自治体から地方分権改革を強く訴えることの必要性の内容で
した。師は、テレビ・新聞などで活躍する政治評論家で、1981年第二
次臨時行政調査会(土光臨調)<いわゆる、国鉄の民営化など>に
参画をしたことで知られています。
 まず、師は小泉政権時代に行政の無駄を省くために独立行政法人
改革などで約3兆5千億円を削るなどの官僚の抵抗と戦う努力をして
きたのに、今回の福田政権ではたった1570億円しか改革をしない
など、官僚政治へ逆コースしてしまっている状況を嘆いていました。
何が問題かというと、世界から見たとき日本は“遅れている国”=
官僚にしばられ身動きが取れない政治体制、と見なされ市場が信用
されなくなり日本市場をスルーされてしまうことへの危惧を師はして
いました。確かにここ最近の株価の暴落を見てもそういえると思い
ますが、日本の市場への魅力が薄れてしまっているのではないかと
感じます。私が、アメリカに滞在していたとき、小泉首相はアメリカ
3大ネットに頻繁に放映され、またケーブルTVでは両国のトップに
よる記者会見がLive映像で流れるなどの日本への期待と変化を
世界中に頻繁に伝えていました。しかし、現在はどうでしょうか?
年金記録漏れ後の対処策のいい加減さ、建築確認行政の遅れで、
GDP0.6%も押し下げ、首相を決めるにも永田町旧来の手法である
「振り子の原理」で福田総理にしてしまったなど、政治と行政の行き
詰まりが現在噴出してしまっているのではないでしょうか、という
内容でした。
 最後に師は、この官僚政治からの打破策として
①公務員制度改革(キャリア制度の廃止)
②道州制などの地方分権改革で地方政治の本格化を
 めざす
 ことを強く訴えておりました。
しらねも、世界から“日本ナッシング”にされないよう、地方分権
改革推進に地方自治の立場から今後努めて参ります。 
  今週は、その勉強会があります。

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