1月19日(月)さいたま市の発表で、昨年10月以降に
失職した市内在住の「非正規労働者」らを対象とした
緊急生活支援策の中で、「臨時職員雇用」が100名
程度の募集で、8名の応募状況と、さらに「市営等の
公営住宅」で21件の供給に対し、3件の応募で
今回の規定に合致するのは1件しかないことがわかり
ました。
そこで、今回川口市の状況を調査するために20日
(火)本市労政課を訪ねました。本市でも、2008年12月
24日から2009年1月19日まで(年末7日、年明け7日間)
の延べ21日間、川口市に在住する非正規労働者・派遣
労働者等の11月以降に解雇、雇い止めをされた方に
対する緊急生活支援相談が実施され、19日までの相談
件数を発表しました。
<非正規労働者等緊急生活相談窓口の内訳>
・受付別:延べ人数
来所:34人
電話:8人
計:42人
・相談者:延べ人数
対象者:9人
非対象者:32人
不明:1人
計:42人
本市相談窓口への問い合わせ人数は、42人・58件との
ことでした。しかし、今回の「11月以降に解雇、雇い止め
された方」に該当する方が9名しかいなかったなど、
今回の大手企業による非正規労働者の突発的な解雇
に対する本市支援策が直接結びついていないことも
わかりました。
そもそも本市労政課の職員も認めるとおり、本市には
多くの中小企業はあるけれども、今回のような大手
自動車企業の製造工場で就労する期間労働者や派遣
労働者は少ないことです。
33名の非対象者・不明者の多くは、非正規労働者で
あり、「今の雇用体制では家賃が払えない」、「子供の
学費が払えない」、「生活費の援助をしてほしい」などと
言った、解雇ではなく、そもそも非正規労働者の厳しい
生活実態の問題点が明るみになったといえます。
また、最高25万円を限度額とする福祉資金貸付制度
は、連帯保証人が必要とのことですが、不安定な雇用
体系の非正規労働者にそもそも連帯保証人になって
いただける方がいないなどの問題があり、同制度での
貸付件数は0件だったことから、本市では21日以降
から同制度は継続しつつ、新たに下記の制度を創設し
支援策を拡充するとのことです。
NEW! 緊急生活支援特別資金
内容:(平成20年11月以降に解雇または雇い
止め等に職を失った本市在住の正規・
非正規労働者の方々)で求職中の方または
採用が決定し給料を受け取るまでの間、生活
が困窮している方に対し、単身で7万円、
2人以上の世帯に15万円を限度に生活資金
(無利子・保証人不要)の貸し付けをはじめます。
←特長は、正規労働者にも貸付対象になったことと、
保証人が要らなくなったことです
(コメント:対象を拡大をしたことは評価します。しかし、
相談者の多くは、今回のマスコミ報道である
ような非正規労働者等の解雇者ではないこと
など、新事業がどこまで効果的なのかは疑問
です。
また、住宅支援に関しては、年金では民間の
アパートの家賃が支払えない単身高齢者の
方々が数百名以上本市にいて、市営住宅を
求めて11月応募(たった2戸の募集)に130倍
以上になっているなど異常な状態があることを
12月議会でしらねが指摘しました。
今回、12戸程度を募集しているとのことでした
が、対象者が0件などからも分かるとおり、
相談者は現在住んでいるところからの家賃が
滞らないようにするために家賃補助などを
早急に求めています。
本市の住宅政策については、今後民主
クラブでは議会の中で追及していきます。)
以下、お問い合わせ先:
http://www.city.kawaguchi.lg.jp/kbn/01090001/01090001.html
-時間:午前8時30分~午後5時
-場所:川口市役所2階第3会議室
-お問合せ相談直通電話:048-258-1642, 258-1643, 258-1648
0 件のコメント:
コメントを投稿