本日、19日(木)まで、2009年度予算案と一般議案に
ついて各常任委員会で審議・討論をしました。
しらねは、総務常任委員会に所属しており、当委員会
での審議につき、初日は定時を大幅に超えてしまう
ほど中身の濃い議論となりました。
まず、一番審議時間を要したのは、やはり本市市税の
うち約40%を占める固定資産税のその評価額の
変更(値上げ)についてです。
固定資産税額は、2009年度で315億1860万円(前年
度比6億6160万円増)を見込んでおり、前年よりも2.1%
増収することになります。
しかし、ここで以下の疑問が生じてきます。
「現在、土地の価格が下がる中で、2009年度の
固定資産税額収入(税率)はなぜ上がるのか?」
これについては、以下の答弁がありました。
「まず、地方税法により3年に一度に固定資産税の
評価額を見直すことになっている。2009年度は、
その年になっている。では、どうして固定資産税額が
上がってしまうのかについては、評価額の調査時期
が、2008年1月1日を基準として、7月1日に修正
決定をしたが、あの金融不況などにより土地の価格
が下がったのは10月以降なのでその差分が反映
されていない。」
では、「このタイムラグを解消するためにも、本市と
しては何か対策はできないのか?」
「地方税法が根拠の固定資産税評価額指針は、
国(総務省)が決定するので、国へ要望すること
しかできない」とのこと。
また、このあとに地方税法改正により、固定資産税に
関する特例が適用され、この不況期の緩和策として
最初の納期をずらすための追加条例案について審議
をしました。
条例案では、「5月31日まで」とあるのは「7月31日」
までに、また、「7月31まで」とあるのは「9月31日」まで
に変更します。
今後、国のほうでは、2009年度中にももう一度評価替
の調査を実施し、評価額の適正化に努める予定がある
とのことです。
詳細については、5月号の「広報かわぐち」でお知らせ
しますとのことです。
常任委員会で審議された議案のすべては、
25日(水)に議場で採決、決定されます。
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