川口市議会3月定例会(議会)で、現在上程されて
いる議案や市政に対する一般質問が行われています。
(16日月曜日まで)
鳩ケ谷市との合併についての質問の中で、
今後のタイムスケジュールなどについて問われ、
2010 年3月末までの時限立法である合併特例法
いわゆる合併新法による合併を目指すことが
難しい(「きわめてハードなスケジュール」)との
答弁でした。
合併新法による合併で考えると、遅くても本年12月
までに、県議会で(法定)合併協議会設置の議決が
行われ、2010年3月までに合併する必要があります。
協議会設置から合併までに要した時間は、県内
の合併した自治体で平均12.7か月です。
合併新法による特例措置として、合併推進債が
ある!(もちろん、将来的には返済しなければなり
ません)
○対象事業:合併新法に基づく県の構想に位置づけられた構想
対象市町村及び合併市町村が行う事業・旧市町村相互間の
道路、橋梁、トンネル(農道、林道等含む)・電算システムの統合、
地域イントラネット・本庁舎等、消防防災施設・火葬場、斎場・保育所、
子育て支援施設等・その他特に必要と認められる事業
○財政措置:充当率90%、交付税算入率40%(鳩ケ谷市交付団体)
←上記の事業に対して事業費の90%を合併推進債として借り入れ
ができ、元利償還金の40%を国が普通交付税として補填して
もらえる制度
○実施期間:合併年度及びこれに続く10ヵ年度
コメント:民主クラブとしては、合併推進債を利用した
合併が行政コストを抑えられると考えますので、
早期の合併を推進します!
*議案第8号 平成21年度(2009年度)川口市
一般会計予算(第8号)
'09年度歳入歳出額: 1360億5000万円
昨年度費歳入歳出総額: 1281億6000万円
←6.2%前年度より増加 (埼玉高速鉄道(株)転貸事業借換債
16億2400万円を除けば、実質3.6%の増)
市長によると、特徴は「真に必要な施策を厳選」する予算にしたとのこと。
・一般会計の歳入の主な内訳 *%数字は構成比 ()内は昨年度
①市税<801億8413万円>… 58.9%(62.9%)↓約4.3億減
②国庫支出金<163億374.9万円>…12.1%(11.7%)
③市債<105億2860万円>…7.8%(4.2%)
⑤繰入金<31億6937万円>…2.3%(1.7%)↑約13億増
コメント:歳入で、一般会計全体で市税(801.8億円)の占める割合が
4%も減少したこと、また市債(105.2億円)の占める割合が、
3.6%も上昇したことにより財政の硬直化が心配されます。
市債の内訳で気になるのが、以前市政報告でも取り
上げた、「臨時財政対策債」(国が6月頃までに自治体が
借金できる限度額を決定)が前年の2倍にあたる40億円
で計上されています。
(←コメント:本来は国が補助金として交付するのにお金がないから
地方に借金をさせてしまっている!)また、川口市の預金
にあたる財政調整基金や職員退職手当基金からの
繰入金がそれぞれ17.9億円、10億円と基金から切り
崩されその合計額は、31.6億円にもなります。
財政調整基金の残高は、’08年度末で59億円である
のが、’09年末には41.7億円まで減少する予定です。
・一般会計予算<おもな歳出>内訳>
・'09年度からの新事業:旧青木環境センター焼却炉解体事業2ヵ年
…一般財源で 9698.8万円/6億6200万円
・'09年度からの新事業:保育所(朝日北、仲町)耐震補強事業
…補助金を含んで 8574.8万円
・'09年度の突出した事業:リリア施設老朽システム改修費
…一般財源でなんと2億3636.5万円, 7,000万年間売上
・'09年度の突出した事業:フットサル場整備工事費
…一般財源でなんと3980.7万円, 河川敷に2面を土木工事!
・’09年度の突出した事業:並木公民館建て替え事業
…一般財源からなんと6億3597万円(2箇年事業で12億円)!
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