2010/02/10

民主会派平成22年度予算並びに施策に関する要望書 市長から回答


↑岡村市長から予算要望書の回答を受け取る市議団

 2月9日(火)に、川口市議会会派:民主党・無所属の
会派一同は、10月下旬に提出した「平成22年度予算
並びに施策に関する要望書」の回答を岡村市長から
受けとりました。予算要望とは、来年度の市政施策に、
各会派からの要望(市民の皆様から頂いた要望等も
含む)を予算上に反映させるものです。
 昨年から、市議会議長経験者である無所属の最上

市議会議員と民主クラブ会派が統一会派を組む事に
なり、会派名を「民主党・無所属の会」として以来初の
予算要望書であります。
 また、国の方では政権交代後初の本予算審議が
現在行われており、今後市議会でも国の施策を
踏まえて、新たな方向性「コンクリートからヒトへ」
(過去10年以上国の施策で経済対策として地方に
公共(建設工事)事業を促進してきたが、地方は地域発展どころか
膨大な公債費や債務残高<借金>の増大をもたらした)
予算に向けて審議をしていきます。
 さらに、これまで既定の予算措置されてきた、特定
団体への補助金・負担金の問題点を徹底的に洗い出し
をして、予算のムダを削減し、市民の福祉向上に充て
られる予算編成になるよう、 民主党・無所属の会では
3月議会で執行部に追究していきます。

 以下、要望書内の【基本的方針】また、各個別
事項の回答についていくつか報告します。詳細は、
今春配布する民主党会派全体の市政報告内で
お伝えしますので、ご了承ください。

【基本的方針】

・市の施策並びに予算編成に対する基本的な考え方 
(☞斜体部分は、前向きな回答が得られた部分を抜粋)

・ 民主党・無所属の会は、身近な問題は身近な自治体

 で解決できる地方自治制度を目指し、地方主権という
 ことを基本理念に据え、会派活動を行っている。
 平成22年度の市の施策並びに予算編成に当たって
 は、 市政のあらゆる施策を展開するうえで、市民の
 目線に立って地方主権を基本理念に、財源確保から
 予算配分まで川口市が自立した運営を行える行政
 体制を目指し、作業を進めなければならないと考える。

1.行政事業の仕分けと公共事業の見直し

  ☞“平成22年度から外部評価制度の導入”へ

2.子育て支援の充実と特色ある教育づくり
  ☞“民間保育所の新規開設等を支援し、
    保育所整備を促進”へ

3.市民の健康と安全な治安と公共交通等の基盤再整備
  づくり☞“平成22年度以降、「総合都市交通
  体系調査事業」を実施予定

4.中小企業対策と雇用の安定に向けてのセーフティ
  ネットづくり

の4項目を重点施策として、具体的施策の展開及び
予算編成の実務を進めるべきものと考える。

具体的には、
①経済・環境関係:8(7)項目、
②基盤整備:7(10)項目、
③医療・福祉:12(9)項目、
④教育・スポーツ:12(11)項目、
⑤生活関係:11(10)項目
を要望し、これらの各事項についての大半は前向きな
回答を頂きました。注:( )は前年度の要望数。

要望:鳩ヶ谷市との合併を見据えた市内の公共交通網
    の構築をするために、公共交通調査費を継続的
    な予算を講ずること。また、コミュニティバス事業
    を含む市内バス路線網の抜本的見直しとLRTや
    ディマンドバスなど新しい公共交通導入に向け
    検討すること。

回答:市内公共交通網の構築と機能充実を図ることを
    目的に、第4次川口市総合計画における重要
    事業として、平成22年度以降、「総合都市
    交通体系調査事業」を実施したいと考えて
    おりますが、実施にあたりましては、鳩ヶ谷市と
    の合併協議の動向を見ながら、進めて参りたい
    と存じます。
     また、ご要望のコミュニティバス等の見直し
    や、LRT等軌道交通システム、デマンド交通
    をはじめとする小量輸送システムの導入
    可能性につきましては、本事業において検討
    する方向で考えております。
    予算要求額:約475万円

要望:低炭素都市実現に向けて、川口市新エネルギー

    等活用システム設置費補助金の活用拡大と増額
    を図ること。

回答:自然エネルギー等の活用を含め、補助金
    の適用範囲の拡大や増額(太陽光発電
    システム10万円/システムに増額!、住宅用
    燃料電池システム5万円/システム、カーシェア
    リング新規登料5千円/件を新設!) も含め、
    活用拡大に努めます。
    予算要求額 :2428.5万円

要望: 交通渋滞や歩行者の安全を守るため末広交差
    点を歩車分離方式にするように、県に要望をする
    こと。
回答:歩車分離式信号は、車両の右左折時における
    歩行者の巻き込み事故を防ぐ事ができるという

    大きなメリットがあり、同交差点は設置条件を
    満たしておりますので、川口警察を通じて
    埼玉県公安委員会に要望をして参ります

他、旧芝川の青木橋以南の護岸整備整備の促進も
要望し、早期完成を目指して参りますとのことです。
平成21年度末の進捗度は、約58パーセントです。 

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