ここ数日間、3月議会を前にして提出予定議案に
ついての 勉強会や協議会数多く開催されまています。
また、川口市議会派「民主党・無所属の会」のブログも
開設しましたので、しらねのブログで書けない部分は
そちらで併せてご確認ください。早速ですが、2月16日
(火)に行われた、 特別委員会報告はこちらから。
先月の12月議会に「川口市中小企業活性化推進
条例」(案)が議員提案として提出されました。しかし、
議員運営委員会の中で原案を修正し審議をしましたが、
自民党会派以外の会派からは、慎重審議を求められ、
12月議会での条例案の議決を断念し、「市内中小企業
活性化を推進し市民生活の安定で市政の発展を促す
決議」を採択しました。この決議に伴い、各会派から2名
(経済・文教常任委員会委員ともう1名)を集い(しらねも
委員に)、3月議会同条例案の議決に向けて勉強会を
スタートさせて、2月15日(月)に2回目の勉強会が
開かれました。
しかし、条例そのものの位置付けで各会派による認識
の隔たりが大きく、各会派に一旦持ち帰りとなり、勉強会
が打ち切られました。
各会派の言い分もありますので、ここでは記載しません
が以下わが会派の委員の考え方を示させていただき
ます。
前提:
・本市の中小企業(中小企業基本法第2条によるもので、
たとえば製造業その他で資本金3億円以下従業員300人
以下など)を取り巻く環境は、現下の不況で大変厳しい
ものである。しかし、「中小企業のまち川口」では、市(民)
を挙げて市内の中小企業の再生に向けて各主体が
それぞれの役割を認識し、中小企業活性化を推進する
ための条例を制定させることが急務である。ここまでは、
全会派の共通認識である。
<民主党>
-条例の実効性が担保されなければ意味がないので、
墨田区などの条例制定のように、実態調査を把握
するためにも十分時間をかけて、実務的な条例を
制定すべきである。また、自民党の原案は尊重
しながらも、やはりその中に実効性が担保される文言
(責務)を加える必要がある。
コメント:
大都市で初めて(1979年)中小企業振興条例を制定
した墨田区の条例制定プロセスの事例を勉強会で
しらねは取り上げました。
墨田区では制定前年に「中小零細企業振興基本条例
(案)」の議員提案(理念条例)がありましたが、実効性
のあるものにしていこう(実務条例)という方針になり、
翌年に行政側から振興条例を議会に提案され議決
されたとの事です。ただ、条例を提案する前1年間約
9,000件にも及ぶ製造業の実態調査を行うなど、
どの産業が疲弊しているのかなど十分な調査と分析を
行った上で条例を提案したとの事です。行政側からの
新たに提出された条例ポイントは、「中小企業の振興
施策の大綱を示し、…具体的にその内容を担保する
ために、区長の責務(財政的措置等)や各主体者の
努力・協力を明示したとで、条例の趣旨を実現させて」
いることです。
よって、やはり実効性を担保される条例を策定すべき
ではないかとしらねは考えます。
ただ、可能ならば原案に実効性が担保される文言
(責務)が盛り込まれれば、 一歩前進されることと考え
ます。
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