9月1日(水)から始まっている川口市議会9月定例会
は、16日(金)に2010年度補正予算案並びに一般
議案について各常任委員会で審議がなされ、22日に
それら審議された議案等を採決します。
本blogでは、今週行われていた、市政に対する
一般質問の報告をお伝えします。
しらねも会派を代表し、9日の初日に質問をさせて
頂きました。
<なお、一部の表現には議場内でのメモによるものもあり、文言が正確でないことも
ございますので、詳細は後日公表される会議録でご確認くださいますよう、
ご了承願います。>
Q. 外部評価制度の評価について
しらねは昨年の12月議会で外部からの視点を取り
入れた行政評価の外部評価制度の導入を提言し、
今年の6月から7月にかけ外部評価委員会が開催
されました。
しかし、市役所部局内で自己評価した内部評価の
妥当性を外部有識者(大学教授、公認会計士、公募
市民など)が評価するという極めて理解に苦しむ評価
方法と課題点について市長に問い質し、
Ans.「ここでご指摘頂きました評価結果やご意見等を、
職員が真摯に受け止め、前例にとらわれることなく、
常に改革・改善の意識を持ち、施策や事務事業の企画
立案に努めるところであります。」と市長は答弁。
Q.また、フルコスト計算書を用いるなどして事業評価
シートの改善について問い質し、
Ans.「事務事業ごとに収支を1枚のシートにまとめた
もので、各事業のコストを把握することができる明瞭な
シートであると認識しております。このため、引き続き
厳しい財政状況の中で、適切に事務事業が執行されて
いるのかを検証する一方策として、導入している
自治体を含め調査・研究して参ります.」と前向きな答弁。
コメント:市が実施した行政評価結果の妥当性を評価
した結果、17施策(事業評価でない!あくまで目的と
目標が達成できたかなどを評価している)中、15施策を
「適正またはおおむね適正評価されている」と評価して
います。
ただ、本来なら公認会計士などの方々には市の財務
諸表と事業予算に対しての数字的な分析等の評価を
問われるのに、現状の評価では指標がおかしく、
評価人の存在意義が問われてしまうように感じました。
Q. 父子家庭への児童扶養手当支給拡大と
子ども医療費について
今まで、国は一人親家庭に対し、母親のみの一人親
家庭には手当を支給してきて、父親のみの一人親
家庭である場合には支給しませんでした。多くの父子
家庭世帯からの要望があったため、これまでの経緯を
含め質問し、
Ans. 「本市におきましては、児童扶養手当を受給
可能な父子家庭は、住民基本台帳や課税の情報など
から、およそ380世帯と想定しております。」と答弁。
6月議会の市長答弁で、「地域の(要望)状況を考える
と今後(通院費も含めて無料化を)、子ども手当の支給
方法と共に考えて参りたい。」
また、子ども手当13,000円と自治体の自由な裁量に
よって使える、上乗せ分が国の来年度予算で付けば、
子ども医療費の中学校3年生までの通院費無料化を
実施するのかとの問いに、
Ans. 「子ども手当の財源の一部を地域の状況に応じ、
自治体の裁量で子育て支援に活用できるよう全国
市長会を通じるなど、国へ要望をしているところであり
ますが、他の子育て関係事業とのバランスを考えて、
総合的に研究を重ねて参ります。」と答弁。
コメント:東京都23区、さいたま市など、川口市周辺の
多くの自治体では、子育て支援の一環として通院費を
含めて中学校3年生まで子ども医療費を完全(通院・
入院)無料化にしているのが現状です。
ただ、川口市では中3まで入院医療費の無料化まで
拡充しましたが、食事代においては無料化されて
いない事を指摘し、それへの改善を求めました!
中学校3年生までの通院費も無料化すると、約8億円
の更なる費用負担がかかるとの事です。
Q. 危機管理の問題について
~平成22年度川口市総合防災訓練の成果と
課題について~
Ans. 「課題として夜間中一晩中における避難所
訓練(当日の体育館内温度は34℃、湿度は80%越え)
は、実体験を対策検討に生かす大変重要な訓練として
位置付けておりますが、地域性や参加規模などを
考慮した訓練構成を再検討して参りたい。」と答弁。
コメント:訓練構成は、実は参加していた市職員も疑問
を抱いていました。消防関係もただ住民のサポートと
いう事で見守るだけの訓練となりました。
また、地域防災マップの作成配布に関しては、危険
個所や救護活動資材の位置が住民自身で確かめる
白地図だけでなく、行政が把握する(消火栓等)情報
などを落とし込まれた地域防災マップを配布する事を
検討と答弁を頂きました。事前訓練を活かし本番
ではより実践的な訓練を行政側へ要望しました。
Q. 川口市総合都市交通体系調査と
今後の交通施策について
昨年12月議会で平成20年度に実施したパーソン
トリップ調査に基づき、今年度では体系的な交通
調査を要望した結果、今年度から市内30地区に
分割しヒトの移動(手段・方向)を実施しているので、
今後も継続的に市民のニーズ調査と移動手段の
構築ができるように市長と担当部局に問い質し、
Ans. 「…実現に向けて鋭意取り組みを進めている
ところです。今後とも様々な交通手段との組み合わせ
を視野に入れながら、公共交通体系の形成、市民の
足の確保に向け、その充実に努めて参りたい。」と
市長から答弁.
コメント:市民意識調査で交通体系の充実を要望
する方が多い(16.9%第2位)事などを理由に市長
へ予算要望をしました.
その他の質問と要望!
①昨年の12月議会でしらねは太陽光発電などの
新エネルギー等活用システムに対する補助金額と
補助範囲の拡大を提案したが、来年度も更なる範囲
と額の拡大を要望!
(特に、民間(法人企業を含む)へLED照明設置や
エコカー導入の補助金などにも対象範囲の拡大を
要望)
②川口駅東口の市営駐輪場の一時利用の際に
貼られるシールと領収書発行手続きの改善を要望!
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