6月9日(月)から、6月定例会が始まり、同日理事者
側から一般議案、補正予算や、請願書の説明がなされ、
議会で会期を19日間とすることを了承しました。
6月定例会に上程された主な一般議案:
議案58.市税条例の一部を改正する条例(公的年金等
に係る個人市民税の特別徴収)
ある一定の年金受給者(世帯)の個人市民税(住民税)
を特別徴収(いわゆる“天引き”制度)制度へ変更すると
いうものです。特別徴収の対象者は、個人住民税の納税
義務者のうち、前年中に公的年金等の支払を受けた者
であって、当該年度の初日において国民年金法に基づく
老齢基礎年金等(老齢等年金給付)の支払を受けている
65歳以上のもの(年金所得者)です。
ただし、老齢等年金給付の年額が18万円未満である場
合等に該当する世帯は、特別徴収の対象としないとのこ
とです。平成21年度スタートを予定。
しらねの調査では、今回該当し課税される人数は、市
内で15,423人(夫婦世帯の年金受給者)と5,441人
(単身世帯の年金受給者)となっております。
(コメント:税金の取れるところからは、しっかりと取る
ということです。 たとえば、
夫婦世帯: 年金所得 280万円~290万円/年間
住民税負担額:5万9千円)
議案62/63.市立中央図書館と映像・メディアセンター
を指定管理者へ変更する条例改正
平成21年4月1日から、市教育委員会から民間等へ
施設運営・管理を任せるというものです。
指定管理者制度とは・・・2003年に地方公共団体やその
外郭団体が経営している公の施設の「施設管理」という点
において、民間会社つまり株式会社やNPO法人などにも
門戸を広げる制度です。ただ、あくまでも経営において
民間サービスの手法を取り入れて、効率化を目指すことが
目的なので、税金で作られたタテモノ管理をするには、議会
での議決や管理を指定した行政機関が「監査」することが
必要となっています。
(川口市では、川口駅前市民ホール(フレンディア)や児童館
などです。)
ただ、民間にとはいえども公共の施設管理なので、市民が
サービスを受益することが優先であり、あまり効率性を追求
してしまうと本来のサービスを逆に市民が受けられなかった
りと、コストを意識しすぎてしまう結果、安全面などの手落ち
がでてしまうなどの弊害も付いてきます。
(コメント:←具体的な方向性に関する質問を総務
常任委員会でします!
議案64/65.本町小学校改築工事請負契約で、
市議会の議決
本体契約方法:一般競争入札、契約相手:埼玉建興
(株)、 契約金額:21億2,247万円。
電気工事契約方法:一般競争入札、契約相手:高山
電設工業(株)、金額:1億7,325万円
請願書①「政府に後期高齢者医療制度の中止を要望
する意見書提出を求める件」についての請願
書
地方議会には、ある事柄に関して改善等の要望をする
意見書を地方議会から政府へ提出することができる
しくみがありますが、議会議員「全会一致」の賛成が必要
となるなどの制約があります。
(コメント:民主クラブと共産党は、先の3月議会で同制度
を受けて本市特別会計予算に対し反対をしま
した。今議会では、民主クラブでは本市の影響
などを調査し、本市における今後の対応策を
質問していきます。)
*厚生労働省では、75歳以上の方の診察料や入院料などの
診療報酬を74歳以下の方とは、別個に、「後期高齢者診察料
<包括払い:6,000円>」を導入しました。この制度は、国民
的議論の合意もなく導入されたことへの危惧と高齢者の受診
制限になると、川口医師会では反対しています。
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