2007/07/14

「道州制」から何が見えるか?/国際Dシネマ映画祭2007

「道州制」をgoogleなどの検索サイトで調べると、上位3位の中に
必ず入ってくるサイトが「道州制.com」(http://www.doshusei.com/
だ。今回、「道州制.com」の代表である、藤井氏からのお誘いを受け、
道州制のワークショップ(WS)に参加した。私のWSのメンバーは、
道州制って何?という学生から、企業家を目指すヒト、さらに普段から
市民活動をされている方々など、さまざまなバックグランウドの方たち
であったが、非常に有意義な議論が出来たと思う。(Dシネマ際へ行かねば
ならず、途中退席をしたのが非常に残念!)
この、WSの特長は、政府与党(自民党)の道州制調査会の第2次中間報告
に対して、市民から公開質問状を送るというのだ。“地方分権”という言葉が
先行している中で、主体的市民の活動が、この道州制導入に向けて大きな
キーになりそうだ。
 「道州制」というと、私がボストンにいた4年間のことを思い出してしまう。
それは、立法権などを含めて州がある程度の法律まで作れるからである。
そもそも、アメリカは州の集合体の歴史で、紐解くと、連邦政府の賛否論
まで あった時代もあったのだ。なので、アメリカと類似するするような道州制
は 無理だが、考え方は大いに参考になると思う。
 政府与党が言う道州制の役割として、高速道路等や空港、港湾も地方の
道州に権限を与えるとしている。ただ、役割の問題も大切だが、
権限や財源の移譲はどこまで、そしてどのようにして行われるか?」
の審議があいまいで、どうやら財源の移譲まで道州制には謳ってないそう
です。 ただ、私の持論でもありますが、道州制の導入に向けて、「消費税」を
州に 権限を委譲すべきです。それは、州が独自で税率を定めることが出来、
地域に 見合った事業が出来るためにするからです。(アメリカは州独自で
消費税を決定 します:N.H州では消費税と所得税は0%とという他の州と
差別化を図って います<お隣のボストンで有名なマサチューセッツ州で仕事
をして、N.H州で 生活するように出来ている>)
 さらに、消費税もただ商品一律に課税するのではなく、生製品などには
TAXを かけないようにするなどのシステムも導入することができます。
 最後に、道州制のWSをやっていての気づきとして、日本の義務教育
や高校とうの公民教育の中で、租税システム(国と地方のいづれかの権限か
など)を、教えていない悲劇を感じた。これでは、日本の国や自治体のあり方
そのものの関心が生まれず、ただ、一般市民は消費税が一律5%が当たり
前という考え方にしかならず、多様的な考えが出来なくなってしまうのだ。
←だいぶ長くなりましたが、いかがでしょうか?

そして、途中退席したあと、SKIPシティで今月22日(日)まで開催される国際
Dシネマ際2007オープニングセレモ二ーに参加した。これは、69の国と
地域 から433本の応募から12本がノミネートされて22日にアワードが発表
される。 とくに、デジタルで撮影・製作され若手のクリエイターの才能を発掘
というのが テーマだそうです。フィリピンから来て、出展されている(Blackout)
directorの Renato Boutistaさんとお話をしたところ、「すごーく、楽しみです、
あ、食べもの 取りにいきます」といって、目を輝かせていた。
・「Blackout」17日19:20~と21日14:30~の2回上映
是非、ご覧下さい!!!

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